買うならどっち?Google Home or Amazon Echo
「スマートスピーカーを買いたい!」と思っている方に向け、各機種のメリットや価格、売れ行きのデータを紹介しながら、あなたの決断を後押しします。
この記事では、以下の3つのことが分かります。
①Google HomeとAmazon Echo、買うべきのはどちらか
②それぞれのスマートスピーカーの特色
③Amazon、Googleの音声認識に関する戦略の違い
音声アシスタント搭載で、どちらも変わらない?
音声アシスタントを搭載するスピーカーで、『Google Home』はGoogleアシスタント、『Amazon Echo』はAlexaに対応しています。
どちらの機種も音声アシスタントに対応しており、呼びかけることで質問に答えたり、対応するガジェットを操作することができる点は共通ですが、製品ラインナップ、サードパーティ製品の充実などに違いがあります。
僅差だが… 認識率と回答の正確さ
ある調査※では毎年、音声認識のシステムが向上してることが分かりますが、AmazonとGoogleの音声認識の能力の比較もされています。(Siriなどのデータもあり)どちらも2017、2018年と80%以上の認識率を叩き出しているものの、僅差でGoogle Home(Google Assistant)の方が性能が良いという結果に。
※Rating the Smarts of the Digital Personal Assistants in 2018(Stone Temple Consulting)
まずは価格比較! Google Home vs Amazon Echo
この2つの製品群、価格から比較してみるのもおすすめです。
よほどこだわりがない限り、スマートスピーカー初心者にとっては”まず入手してみること”が大切なので、まずは買いやすい製品を入手しましょう。
Googleのスマートスピーカーは2機種
Google Home(15,120円)とGoogle Home Mini(6,480円)の2機種を揃える、Google Homeはラインナップも限られるだけに、選びやすいモデルと言えるでしょう。
特色としては、Chromecastとの連携により、以下サービスに対応している点が挙げられます。
Google Play Music、Google Chromecast、Chromecast Audio
You Tube、うたパス、NETFLIX、Spotify、Voicy、毎日新聞、ラジオNIKKEIなど
ただ、Chromecastも購入しないといけないので、4,000円ほど、別途必要となります。
検索、翻訳が大得意! Google Home
Google公式チャンネルでは、YouTuberとのコラボ動画も公開中
Googleといえば、GoogleマップやGoogle翻訳のイメージ、何より”検索”に強い印象がありますよね。
これまで慣れ親しんだGoogleの技術を使って、キーボードやスマホを使うことなく、「◯◯はフランス語で何て言う?」などと語りかけることで、すぐに翻訳結果を知ることができます。
また、お店を探している時などにも「一番近い本屋は?」などのように、マップと連動した回答をしてもらえるので、これまで目視で行っていた検索も、横になりながら、家事をしながらできるというメリットがあります。
■メリット
・Google謹製のサービスとの連携重視派におすすめ
・スキマ時間に”ながら検索”ができるので、時間を有効に使える
・YouTubeやGoogle Play Music等、対応サービスが豊富
実は日本語の発音が得意? Amazon Echo
https://youtu.be/RUDjA8kqD4A
日常の中に自然と溶け込む、画面付きのEcho Spot
他のスマートスピーカーと比べ、日本語の発音が流暢な印象を受けるのが”Amazon Echo”シリーズ。
もし、今から購入するのであれば、ディスプレイ付きデバイス『Echo Spot』を購入すると良いでしょう。
2台セットで5,000円引き、2台目半額というキャンペーンなども行われており、遠く離れた家族と一緒に所有するのも良いでしょう。
■メリット
・Amazon Prime加入でAmazonの買い物ができる(主婦、忙しい人向け)
・Echo Spotには画面がついており、音声以外に視覚情報を得ることが出来る
・Echo Spotのタッチパネルで設定等、全てができる
・家電の操作など、スキルの追加で使い方が広がる
▶Echo Dot(4,980円)、Echo(11,340)、Echo Spot(14,980円)、Echo Plus(17,980円)
※価格は記事執筆時点(2019年6月)
やっぱり気になる? 実際の売れ行きとシェア比較
国内限定のデータではないのですが、canalysのデータによると、直近のデータではGoogleのデバイスの方が出荷ユニット数が多いそうです。
シェアは2018年の第1四半期でGoogleデバイスが36.2%(伸び率483%!)、Amazonのデバイスは27.7%と前年度の同時期(79.6%)に比べて51.9%の落ち込みですが、一概にシェア率だけで選ぶことはできないでしょう。
▶Google beats Amazon to first place in smart speaker market
GoogleとAmazonにみる戦略の違い
AIを用いたガジェットが今後一層普及していくであろう中、GoogleとAmazonの2社は戦略面での違いを見せています。
オープンソース化したGoogle TensorFlow
Googleによる、Tensorflowのプレゼン
Googleは、TensorFlow(読み方:テンソルフロー)という機械学習のためのソフトウェアライブラリを公開し、いわゆるオープンソース化に乗り出しています。音声認識だけでなく、顔認識、画像検索、リアルタイム翻訳などにも対応していますが、懐かしのゲームをこのライブラリを活用してプレイする動画も公開されています。
懐かしいあのゲームも、Tensorfloで動かせる
マイクロソフトとの協業を選ぶAmazon
両社は音声認識アシスタンスを開発していますが、マイクロソフトのCortana(コルタナ)とAmazonのAlexaが相互で接続可能なのをご存知でしょうか。例えば、Windows PCからAmazon で買物なんてこともできてしまうということなんですね。
ちなみに、PARTNERSHIP ON AIでは、Facebook、Amazon、Apple、Google、マイクロソフトなど80以上のパートナーが参加しています。
▼Cortanaスキル(Amazon.com Alexa Skills内)
▼Cortanaとは、コルタナさん説明(Microsoftサポートページ)
まとめ
メインで使うサービス、所有するデバイスの対応などによって、最適なスマートスピーカーは異なります。GoogleとAmazonどちらのサービスを多く利用するか?、使いたい機器は対応しているかなどを調べ、購入するモデルを選定してくださいね。
[2019年6月12日アップデート]
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