運用コストを大幅に下げてくれるアプリ「GeneXus」って何?
自動コード生成ツールと聞くと、「運用が難しいのではないか」ということや「自動生成されたコードが読みにくい」というイメージがあります。しかし、GeneXusは、データベースと企画書からコードを完全に自動生成することができ、上記のデメリットを解消してくれます。今回はそんなアプリケーションであるGeneXusについてざっくりと紹介していこうと思います。
GeneXusと他の自動生成アプリの違い
GeneXusと他の自動生成アプリの一番の大きな違いは、自動生成に関する考え方です。
■GeneXus
すべてのプログラムとデータベースを作成する
■他のアプリケーション
プログラムの一部を書いてもらう
上記のような考え方の違いによりGeneXusは他のアプリケーションとは一線を介したものとなっています。
GeneXusは、必要な情報のリストから情報の作り方更にはコードまでをすべて記述します。そして、仕様変更があった場合は企画書に当たる部分の情報を書き換えることでGeneXusが全て最適な形に書き直します。
更に、他の自動生成アプリと差がつく特徴として他のアプリケーションよりGeneXusはJava、Rubyなどの多くのプログラミング言語とデータベースに対応しています。複数のプログラミング言語を使えるGeneXusはまるで有能なコーダーのようですね。
なぜ、GeneXus
昔から、全自動でプログラムのコードを描くことは難しいと言われてきました。また、プログラミング言語は数年で流行が変わってしまい、そのことも自動生成技術が進むことを足止めしていました。しかし、GeneXusはほしい情報を伝えることで、自動的にデータベースとアプリケーションのコードを作成することができます!
例えば、業務管理のアプリケーションを作りたい場合、顧客情報と商品、そして売上などの必要な情報を入力します。
すると、自動的にデータベースとソースコードをつくることができます。GeneXusのルールは命名規則がしっかりしているので、そのルールに則って仕様変更を行うことでフルスクラッチを利用したアプリケーション作成よりも遥かに簡単に仕様変更をすることができます。
GeneXusを使うメリット
他の自動生成アプリを使うより、GeneXusを使用したアプリケーションを利用するほうが保守コストを減らすことに有効です。一般的に、アプリケーションは最終的に開発のコストよりも保守や改善するコストのほうがかかります。なぜならば、保守改善には今までのコードが壊れないように丁寧に改善を行うことが必要であり、この工程にコストが掛かるからです。
しかし、GeneXusは自動で保守改善箇所の記述から今までのデータを守ったまま自動でアプリケーションを最適な形に作り変えます。その為、新しく書いたコードが今までの動きに邪魔をしないか確認してそれを修正する…と言った作業を省略することができ、運用コストを大幅に減らすことができるのです。
まとめ
GeneXusを使うことで今までの自動生成ツールと比べても大幅にコードを書く時間や保守する時間を減らすことができます。一からフルスクラッチに必要な技術を勉強しようとするとHTML、CSS、JavaScript、SQL…と様々な言語の勉強が必要ですが、GeneXusであれば学習コストを大幅に減らし、即戦力となるアプリケーション開発も夢ではありません。ぜひGeneXusを使った高速で保守がかんたんな開発を、検討してみてはいかがでしょうか。
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