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Google Homeが遂に日本に!2017年はスマートスピーカー元年なのか?

smartspeaker

皆さんは「スマートスピーカー」をご存知でしょうか?

スマートスピーカーはクラウド音声認識ツールが裏側に付いているスピーカーを指します。スピーカーというハードウェアを通して音声を認識することで、必要に応じた受け答えやタスクの処理を実行します。

この画期的な体験は、最新のAI(人口知能)による音声入力の認知とレスポンスが急速に進化し、人間の音声リクエストに応えられるようになったことで実現できました。このようなスピーカーというハード側とクラウド音声認識のソフト側の融合体こそがスマートスピーカーと定義できるのではないでしょうか。 ちなみに、スマートスピーカーはメディアやユーザーの間で「スマートフォンの次の必需品」とも言われています。

スマートスピーカー2大製品

1. Amazon Echo

まず皆さんに覚えておいて頂きたいのは、Amazon Echo(エコー)がハード側、Alexsa(アレクサ)がソフト側(クラウド音声ツール)であるということです。

今年の10月にアマゾンジャパンは「Alexa」とAlexsa搭載のスマートスピーカー「Echo」を年内中に日本でローンチすると発表しましたが、実はアメリカでは2014年の11月に既に発表されており、3年遅れてようやく日本市場に進出を果たすことになるわけです。日本人としては、英語ではなく母国語である日本語にどこまで対応できているのか気になるところですね。

また、今回の発表にあるように、Alexsaを搭載したスマートスピーカーに関してはAmazon純正のEchoだけでなく、 アンカー・ジャパン、HTC、オンキヨー、ハーマンインターナショナルほか、各社が 日本市場に向けて製品を発売することがポイントになると思われます。 つまり、この先Alexsaを搭載した様々なデザインや価格帯のスマートスピーカーが出現することになるでしょう。

2. Google Home

Amazonの対抗馬、グーグルのスマートスピーカー「Google Home」もようやく日本に上陸しました。グーグルは10月4日の新製品発表会にて「Google Home」の小型版「Google Home Mini」を発表し、日本では10月6日に「Google Home」と同時に発売されたばかりです。最新のGoogle Homeアプリでは日本語対応の一貫として、「ねぇ、Google」と声をかけると反応する仕様になっています。

なお、製品の強みとしては、Googleの各種サービスとの連携が可能なことです。例えばGoogle HomeとChromecastを連携することで、自宅TVがGoogle Homeのディスプレイになり、Youtube動画やYoutube TVによるテレビでの検索・再生まで一貫してでき、多彩な連携が可能になっています。既にGoogleのサービスを愛用している人にとってはこちらのほうがAmazonAlexsaよりも便利なのかもしれません。

スマートスピーカーが生活に与える影響とは?

家事や業務の時間が一気に短縮

大きなメリットとしては、まず生活における時短が挙げられます。 スマートスピーカーに指示を出すことで、いままで時間を消費して行ってきた行為(情報収集、家事、タスク、スケジューリング等)がすべてスマートスピーカーを通して行うことができます。Edison Research社の調査によれば、スマートスピーカー保有者の57%がスマートスピーカー経由でモノを購入したことがあるようなので、今後買い物の時間も大幅に短縮されるでしょう。

人材コストの削減

2点目のメリットとしては、企業側や個人でいままで支払っていた人材コストの削減につながることです。特に企業は、これまで人件費をかけて行ってきた業務をスマートスピーカーに代行してもらうことで、人材コストの削減が実現します。

2017年はスマートスピーカー元年なのか?

LINEやSONYも市場に参入

大手で上記2社の最新動向を取り上げましたが、日本では今夏LINEがローンチした「WAVE」というスマートスピーカーもあり、こちらは「Clova」という音声認識クラウドソフトを搭載しています。

また、SONYも日本語に対応したスマートスピーカーを年内に発売する予定とのことです。音声認識はグーグルの人工知能を採用し、音楽の再生音質で他社と差別化を図り、手をかざすだけでも指示が出せるような仕様になるようです。

このように、2017年の夏から秋にかけてスマートスピーカーのローンチが相次いているのが現状です。もし、スマートスピーカーが私達の生活の未来に浸透すれば、今年2017年は「スマートスピーカー元年」と呼ばれることになるでしょう。ちなみにiPhoneが発表されたが2007年ですので、それから10年の月日が流れたことになります。

スマートホーム化が進む時代に

2017年をスマートスピーカー元年とすれば、今後スマートスピーカーを通して生活が豊かになると考えられます。それは今まで時間をかけていたものをスマートスピーカーに話しかけて”やっておいてもらう”ことで、自分のやりたいことに時間を割けるからです。

今後、掃除はAlexsa経由でルンバに指示を出し、洗濯もスマートスピーカー経由でスマート洗濯機で自動洗浄・乾燥というように、スピーカーだけでなく家電・家具全体がインターネットと連携することで、私たちはより日常業務の時間を減らすことができ、快適に生活できるようになるでしょう。

まとめ

私達の生活を豊かにする可能性を秘めたスマートスピーカーについて説明しましたが、いかがでしたでしょうか。今年から本格的に音声認識の技術が活用されることになりますが、この先日本語の認識率やプライバシーリスク等の課題に直面することも大いに考えられます。今後、各社がどのようにスマートスピーカーを日本市場に適応させていくのか、ぜひ注目していきたいところです。

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