発売直前のHomePodができる事はなに?おさらいしよう
2017年に発売が予定されていたのが延期され、2018年2月にいよいよ発売直前のApple HomePodです。(日本での発売は2019年中予定)
「そもそもHomePodって何?どんなことができるの?」ということを知らない方や忘れてしまった方は多いかもしれません。
HomePodはAppleはリビングで音楽再生するためのデバイスとしていますが、AmazonのEchoシリーズやGoogleHomeなどと並んで、AIアシスタント搭載のスピーカーとしても注目されています。
Apple HomePodは家庭用スピーカーなの?
HomePodは家庭のリビングや寝室に設置する為の音楽スピーカーとしての用途をメインとして考えているようです。もちろん、MacのiTunesやiPhoneに保存されている曲を再生でき、現在Spotifyのシェアを追い上げているAppleMusicのストリーミング再生も可能になっています。
もちろん、HomePodにはSiriによる音声アシスタントを搭載し、AIスピーカーの機能もありますが、まずはこだわりのオーディオ機能からご説明しましょう。
7つのビームフォーミングツイーターと6つのマイク
HomePodには、7つのビームフォーミングツイーターと1つのウーファーが搭載されて、全て独立したアンプを持っています。
このビームフォーミングツイーターは、360度任意の場所に、音を届けることができるので、部屋のどこにいてもあなたに向けて最良の音を届けてくれるのです。
そして、6つの指向性マイクの搭載によって、音楽を大きな音で聴きながらでも、HomePodはユーザの命令を聞き分けるだけでなく、自分の音をマイクで拾って測定することによって、HomePod自身が自分が部屋のどこに置かれているかを自分で認識するのです。そして、その場において最適な音質や温情調整を行うことができるのです。壁際に置かれていたら、壁の反響を利用しますし、部屋の中央であれば全方向に音を出すことも全部自動でやってくれるわけです。
HomePodが複数あれば
HomePodならではの機能が2つあります。
ひとつは「マルチルームオーディオ機能」です。これは、複数の部屋で同時に同じ曲を流すことができる機能です。この機能はパーティー会場などで同時に複数のデバイスから同じ音楽を流すことを想定しています。
もうひとつは、HomePodを2台並べることによって、ステレオ再生する機能です。
1台あたり350ドルもするHomePodを2台並べるなんて贅沢な話ですが、その再生能力はすごいという話です。
残念ながら、この機能自体はHomePodのリリースには間に合わないようですが、年内のアップデートで実現する予定です。
AppleはなぜHomePodを音楽再生デバイスと位置づけるのか
このようにHomePodはAppleはこだわりの音楽再生デバイスとして発表するようです。
実際のところ、音楽を再生することに関してはAmazonEchoやGoogleHomeは相手にもならないほどのハイスペックとなっています。
これは、AmazonEchoやGogleHomeがすでにリビングに設置されてしまっていたとしても、別の用途として、購入してもらうことを想定してのことなのだと考えられます。
AIアシスタントとしての機能はどうか
AIアシスタントとしての機能はどうでしょうか。HomePodにも搭載されるSiriは2011年にiPhone4Sに標準搭載されてから(Siriの日本語対応は2012年3月)音声入力の精度とレスポンスについては定評があります。
日本語の音声認識に少し難があると言われているAmazonEchoよりも高性能であることは間違いないはずです。
また、AmzonEchoが問題になったようなAIアシスタントデバイスがマイクで拾った音声をクラウドアップしていた問題についても、HomePodは、音声処理を本体の中だけで処理してしまうので、プライバシーが気になる人にとってこれは重要なポイントとなるでしょう。
もちろん、ニュースやカレンダーの読み上げにも対応しています。しかし、AmazonEchoのような「スキル」のようなものの開発をAppleが自由にユーザーに開放してくれるかは微妙なところと言わざるを得ません。
HomeKitで家電の操作も
もちろんHomePodもHomeKitによって、Siri経由で家電を操作することが可能です。
HomeKitに対応している機器は少ないように見えますが、それはHomeKit対応の為に厳しいセキュリティ要件が設定されているためです。
はたしてHomePodは我々のリビングにやってくるのか
まだ、発売されていないHomePodがiPhoneのように多くの家庭に設置される日は来るのでしょうか。
それは、実際に発売されてみないとわからない部分ですが、少なくともiPhoneに対応したリビング用のスピーカーを買おうと思っている人はHomePodを購入するのではないかと考えます。そして、HomePodがあることによって、その先に広がる世界をAppleがどのように見せてくれるかが普及するかどうかのポイントとなるでしょう。
株式会社キャパでは、アプリの企画・開発についてご相談を承っています。
アプリを作りたいので、具体的な提案が欲しい。頭の中にあるアイデアを本当に実現できるのか知りたい。予算内に収まるのか?
などのお客様のご相談に、親身に応じます。
アプリ開発:実績のご紹介