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Chromebookの最新モデル「Pixelbook」とは

Pixelbookは、GoogleのChrome OSが搭載されたラップトップパソコン、「Chromebook」シリーズの最新モデルです。
今回はPixelbookの詳細をご紹介します。

 

 

Chrome OSって何?

 

Chromebook、Pixelbook、Chrome OSと、正直あまり馴染みがないと思います。
まずChrome OSですが、こちらはGoogleが開発しているオープンソースのオペレーティングシステム (OS) で、Chromebookのみに搭載されているOSです。
「Chromium OS」としてソースコードが公開されているので、その気になればChromebook以外でも使うことはできます。
このOSの特徴は、Googleアカウントを利用してログインする点にあります。また、デスクトップやファイルを利用するブラウザといったものがなく、文章作成、音楽の再生、写真の編集、メールやカレンダーなど基本的なアプリケーションはすべて、Google Chromeにインストールされて利用する形になります。
インターネットを利用する時にGoogle Chromeを使う方は多いと思いますが、Chrome OSではGoogle Chromeそのものがいわゆる「パソコン」になるわけです。デスクトップ環境を立ち上げる必要がない(そもそもデスクトップ環境がない)ので、起動時間はわずか数秒で済みます。
それにダウンロードしたアプリは自動的に最新バージョンをキープ、ウインドウズアップデートのように、ソフトウェアパッチのダウンロードやインストールして、なかなか起動できずイライラすることもありません。
セキュリティソフトも不要で、最初からChromium OSに組み込まれていて随時更新されるので、安心です。

Chrome OSには企業向けに運用・管理機能をアップさせたChrome Enterpriseがあり、セキュリティ機能やサポート機能などが利用できます。

 

 

ついに「Pixelbook」がそのベールを脱ぐ

 

ではPixelbookについて見ていきましょう。
「Pixelbook」はGoolge初のオリジナルデザインであるラップトップパソコンです。重さは1.5kgほど、ディスプレイサイズは12.85インチ、2560×1700ピクセルのディスプレイのアスペクト比で縦長のデザインです。
Pixelbookはデュアルコアの1.8GHz Intel Core i5プロセッサ、インテル HDグラフィックス4000、そして4Gバイトのメモリを搭載し、その動きは実にスムーズ。動画視聴やファイル起動、複数タブなどで重くなることもありません。

加えて高解像度の美麗画面で、タッチスクリーンもできちゃう優れもの。ちなみにピクセル密度は、画素が非常に細かく、Apple社製品の象徴にもなっていた、Retinaディスプレイのそれをも上回ります。
具体的に言うと、Retinaディスプレイのピクセル密度は1インチあたり227ppi※、一方画面Pixelbookのピクセル密度は1インチあたり239ppiだから、12ppiPixelbookのほうが上回っているんですね。

※ppi=pixels per inchの略

この高解像度に関しては、すでにRetinaディスプレイの時点で、その細かさが肉眼では視認できないレベルまで来ちゃっているので、いくらPixelbookが高解像度といっても、その有難さをあまり実感できないかもしれません。
要するに、めちゃくちゃ見やすくて、文字はつぶれることなくフラットに表示され、画像はくっきりと表示されます。

この高解像度がどこに役立つかと言うと、単に画面の見た目がキレイだといいよね、ってことではないんですね。
たとえばアプリケーションを使って画像処理する場合に、より細かい調整が可能になります。
しかもプロセッサが優秀なPixelbookを使えば、アプリケーションの利用もスムーズですし、表示だけでなく、編集や保存と言った負荷のかかる処理でもストレスを感じることなく作業できます。

 

ただし価格は日本円で11万円近くするのでちょっとお高め。ですが、実際はほかのパソコンのように基本ソフトやそれらのパッケージを実行するためのハードウェアが必要ないので、その分にかかったコストが抑えられています。
それでこの価格?と思われるかもしれませんが実際11万円は安いんですね。

それと先ほどもChromebookには従来のデスクトップ環境のように、ファイルを保存するようなスペースがないと書きましたが、Chromebookの場合はクラウドにデータが保存されます。
これにはメリットとデメリットの両面があります。

まずメリットはデータがデバイス依存ではないため、パソコンの故障や紛失などが起きてもへっちゃらです。Googleのアカウント情報があれば、違う端末を使い、いつでもクラウドからデータを呼び出せるわけですから、端末がなくなってもデータは残ります。

逆に、これはデメリットになるわけですが、クラウドのデータなので、ネット環境に接続していないと呼び出せなくなっちゃいます。
それにChromebook用ウェブアプリは多くがネット接続前提のものなので、それが叶わないとなるともうお手上げです。

 

このようにPixelbookをはじめとするChromebookは、従来のOSを搭載した端末とは異なる使い勝手、そしてメリットとデメリットを備えています。正直なところその価格面も相俟って手を出しづらいところもあるかもしれませんが、おてごろプライスになるかもしれず。今後の動向を見守りましょう。

 

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