Fire TVとApple TV、どちらがおすすめなのか
今やテレビでテレビ番組だけを見る時代は終わり、テレビで映画を借りたりスマートフォンで撮影した動画を見たりする時代になりました。テレビにインターネット機能が備わった「スマートテレビ」が普及して、今ではテレビを見るかのようにYouTubeやHuluなどのVODを楽しめるようになっています。
ですが、インターネット機能がついていないテレビを使っている人もまだまだ多いもの。そんな方に支持されているのが、Fire TVやApple TVといった「メディアストリーミング端末」と呼ばれるアイテムです。無線LAN環境とHDMI、光デジタル入力機能が付いたアンプやスピーカーがあれば簡単にセットアップできて、手軽に動画を楽しむことができます。
ではFire TVとApple TV、どちらがよいのでしょうか?特徴を見比べていきましょう。
▽Fire TV Apple TVに関する記事はこちら
Fire TVとApple TVの互換性は高まっている
Fire TVはAmazonが販売している端末で、2014年から販売を開始して以降進化を続けています。特徴といえば価格の安さで、最高レベルの画質である4K対応モデルであっても1万円以下で購入できます。Fire TVをさらに小型化した「Fire TV Stick」はApple TVにはないタイプで、大きめのUSB程度のサイズのため持ち運びに特化しています。
VODにも続々対応しているのですが、2018年1月1日よりYouTubeの公式アプリの対応が終了となりました。
Apple TVとはAppleが販売している端末です。Appleといえば、熱狂的なファンがいることでも有名ですね。何と10年以上前の2007年よりApple TVの販売を開始しており、最近では4K対応タイプも登場しました。
以前は「Amazon プライムビデオが見たいからFire TVしか選べない」「Air Playが使いたいからApple TVしか使えない」という制限がありましたが、最近では双方の互換性が高まっています。
Apple TVでもAmazonプライムビデオのアプリが使えますし、Fire TVでは「Air Receiver」という300円程度の有料アプリを使えばAir Playを使うこともできます(Androidは不可)。以前はApple TVでAmazonプライムビデオを視聴するときもAir Playが必要でしたが、2017年のアップデートでついにAmazonプライムビデオのアプリに対応しました。
つまり、Apple TVでAmazonプライムビデオを楽しめますし、Fire TVでも別のアプリを使うことで、iTunesで音楽や映像を購入して楽しむこともできるのです。
Fire TVではYouTubeの公式アプリに非対応ではありますが、Firefoxなどのブラウザアプリに対応していますので、ブラウザ上からYouTubeにログインして動画を視聴することだってできるのです。また、Fire TVもApple TVも音声に対応したリモコンがありますので音声検索も行えます。
現時点でのおすすめはFire TV
マルチプラットフォーム化が進みFire TVとAppleTVの互換性は高まっていますが、違いを押さえて「どちらが自分の目的に合っているか」という視点で選びたいものです。
「なるべく安いメディアストリーミング端末が欲しい」という方には、Fire TVがおすすめです。手軽さを求める人にはFire TV Stickがうってつけで、5000円以下という低価格で購入できますし、セール時期になれば3000円台で販売されることもあるようです。Fire TV Stickほどの大きさであれば、外出先へも気軽に持ち運べます。
また、Amazonプライム会員なら写真や動画を保存できる「Amazon Drive」が使えますが、こちらはまだApple TVに対応していないようです。そのため、「Amazon Driveに保存した写真や動画をTVに映したい」という方は、Fire TVまたはFire TV Stickがおすすめです。
それに対して、「Apple製品が大好きで、身の回りのガジェットはAppleで統一したい」という方は、Apple TVがおすすめです。また、Siriに対応しているのはApple TVだけですので、Siriが好きだという方もApple TVがいいですね。Apple TVの最大のネックとなるのが「価格」で、Fire TVの2倍以上になってしまうのです。
日本はiPhoneユーザーが多いといわれているので「Apple TVがいい」という方もいるかもしれません。ですが、先ほどご紹介したようにAir Receiverというアプリを使えばFire TVでもAir Playが使えるため互換性が高く、価格差を感じさせないほどのメリットが見つからないと感じているユーザーも多くいます。両方ともこれからどう進化していくのか、とても楽しみですね!
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