ディープラーニングでPythonが選ばれる3つの理由
ディープラーニングは、近年注目を集め続けている分野です。ディープラーニングには、Pythonというプログラミング言語が使われています。なぜPythonが使われることが多いのでしょうか?
この記事では、ディープラーニングをPythonが選ばれる3つの理由を紹介します。ディープラーニングやPythonの基本的な知識から、Pythonが選ばれている理由までを解説するので、ディープラーニングを初めて知る方から、すでに取り組まれている方まで、興味を持っていただける内容になっています。
まずは、ディープラーニングについて紹介していきます。
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ディープラーニングとは?
ディープラーニングとは機械に学習をさせることで、機械学習とも呼ばれています。大量のデータを学習させることにより、人間以上のパターン認識力で、音声や画像を認識できるようになるのです。今回紹介するPythonは、このディープラーニングをするためのプログラミング言語として使われています。
Pythonとは?
Pythonは、プログラミング言語の1つです。C言語などの他のプログラミング言語と比較すると、分かりやすくて簡単なのが特徴と言えます。Pythonは、Webのアプリケーションだけでなく、自動処理や統計・分析など幅広い分野で活用されています。ディープラーニングや人工知能で使われていることが多いため、注目や人気が集まりつつあります。
コードがシンプルだから、余計な労力を使わなくて済む
ディープラーニングでPythonが使われている理由の1つ目は、コードがとてもシンプルだからです。Pythonを紹介するときにも触れましたが、他のプログラミング言語と比較すると、とてもコードがシンプルになっています。Pythonは最低限のコードを書けばいいだけなので、読みやすく理解もしやすいです。
ディープラーニングのデータサイエンティストやエンジニアは、プログラミングだけをすればいいのではありません。アルゴリズムの調整やデータセットの処理などの膨大なタスクがあります。読みやすければ確認もしやすいので、余計な労力を使わずに済むのです。
複雑なコードを書く必要があれば、書くのも確認するのも多くの時間が必要になります。忙しいエンジニアにとって、コードがシンプルなのは、とても大きなメリットがあることだと言えます。
開発者はプログラミング初心者が多い
2つ目の理由は、Pythonはコードがシンプルなので、覚えるのも他のプログラミング言語と比べると簡単だからです。ディープラーニングは複雑で先進的な分野ということもあり、経験豊富なプログラマーがいると思われています。
しかし、実際は統計や数学が専門にしていた人が多いのです。このようなバックグラウンドがある人は、当然プログラミングについての知識はありません。だからこそ、コードがシンプルで覚えやすいPythonが選ばれるのです。開発者はプログラミング初心者が多いので、Pythonは打って付けと言えるでしょう。
Pythonは信頼性の高い言語
Pythonは信頼性が高い言語と言われています。これもディープラーニングでPythonが選ばれている理由の1つです。実は多くのテック系企業が、Pythonを導入しているのです。
InstagramやDropboxなどをはじめ、YouTubeやPinterestなどの世界的なテック系企業がPythonを選んでいます。日本で有名なロボットであるPepper君も、Pythonに対応しています。これらの有力企業が導入していることも、Pythonの信頼性が高いことの証明と言えます。
ディープラーニングでPythonが選ばれる3つの理由について紹介してきました。ディープラーニングは、今後も注目が高まる分野の1つと言われています。それに伴い、Pythonへの注目や需要も高まっていくでしょう。Pythonを知ることは、有力なテック系企業の考えを知ることに繋がるはずです。ディープラーニングやPythonについて、注目してみてください。
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