RPA『パトロールロボコン』とは?
はじめに
この記事ではRPA「パトロールロボコン」について紹介いたします。以下のことが分かるようになっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
●パトロールロボコンとは
●特徴
●主な機能
●動作環境
パトロールロボコンとは
パトロールロボコンとはPatrol Robot Controllerの略で、株式会社コムスクエアが提供しているRPAです。このRPAツールはCTCシステムマネジメントのシステム運用サービスとして採用されました。現在IT運用・システム運用の自動化に適したRPAという事で注目を浴びています。
特徴
RPAは各ツールにより得意とする分野が異なるといわれています。RPAの中にはExcelやブラウザでの業務の自動化は行えても、特定のアプリケーションは操作できなかったり、複数のシステムを連結した自動化やコマンドの使用ができな物が存在します。しかし、パトロールロボコンは自由度と汎用性の高いRPAツールで、直接OSを制御する構造のため他のRPA以上に自動化可能な範囲が各段に広いといえます。IT、システムの運用は複数のシステムを使用したり、様々な条件によりフローの分岐が求められます。このような業務の自動化が出来るというのがパトロールロボコンの最大の特徴といえるのではないでしょうか。
機能
RPAはツールごとに出来る事、出来ない事があります。ここではパトロールロボコンが出来る事として、主な機能について紹介いたします。
①人との連携が可能
ロボットが実行する自動業務内に人間の判断を組み込むことが可能です。
②各アプリの制御に制限がない
システム制御、文字列・画像認識、座標指定など、様々な方法でアプリの制御が可能です。今まで他のRPAを使用していた際、ツールが対応していないシステム、アプリケーションなので自動化出来ないという事があった場合、パトロールロボコンならばその部分の自動化も可能となります。
③文字列と画像の認識
画面内の文字列と画像の認識が可能です。リモートデスクトップでの操作も可能となります。
④マウス・キーボード操作
人が操作するマウスの動き、クリック、キーボードでの操作も行う事ができます。
⑤仮想環境・クラウド環境に対応
クライアントPCは当然のこと、仮想環境やクラウド環境でも自動化する事が可能です。
⑥分散作業、異常時の自動復旧が可能
ロボットを複数に分散して処理を行う事が可能です。また異常時に停止した場合も自動普及が可能なので人の手が無くても再度業務をスタートする事が可能です。
動作環境
CPU | 1GHz 以上(Intel または互換CPU) |
---|---|
常駐時の使用メモリ | 20MB以上 |
必要ディスク容量 | 100MB以上の空き領域 |
モニター解像度 | WUXGA(1920×1200) 以下を推奨DPIスケーリング96DPI(100%) |
OS | Windows 2008 Server 32bit/64bit Windows 2012 Server Windows 7 32bit/64bit Windows 8.1 64bit Windows 10 64bit ※日本語フォントがインストールされている事が必要です。 ※Windows GUI制御する場合、PCにモニタードライバー、 キーボードドライバー、マウスドライバーが有効である必要があります。Redhat系Linux Redhat RHEL5/CentOS5 32bit Redhat RHEL6/CentOS6 32bit/64bit Redhat RHEL7/CentOS7 ※glibc 2.3.4、libstdc++3.2.3以上がインストールされてあることが必要です。 |
まとめ
今回はパトロールロボコンについて紹介させていただきました。
IT運用業務に強いRPAという事で、この分野に関連している方には注目のRPAだと思います。他のRPAツールだと自動化することが出来ないアプリケーションも自動化できるので、RPA導入予定の方は候補の1つとして考えてみてはいかがでしょうか?
※参考:パトロールロボコン
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