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Pixel Watch最近の噂。Googleは2019年5月に発表?

Google HomeやGoogle Pixelシリーズなど、近年ハード製品に力を入れているGoogle。しかし未だに発表されていない製品がスマートウォッチです。そのGoogle発、待望の「Pixel Watch(仮名)」が5月に開催される開発者向け会議「Google I/O 2019」で発表される可能性がでてきたのです。

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Pixel Watch発表をほのめかすGoogleの最近の動向

 

実は昨年2018年10月のGoogle Pixel 3の発表と同時にPixel Watchも発表されるのではないかと噂されていたのです。しかし結局発表はされず、GoogleのWear OS部門のエンジニアリング・ディレクターを務めるマイルズ・バー氏が「(2018年度中は)製品を投入する計画はない」と明言したことで噂は宙に浮いた状態となりました。
しかし2019年に入り、GoogleによるPixel Watch発表を彷彿させるようなニュースがいくつか取り上げられているのです。

 

Wear OSのエンジニアを募集

 

Googleは2019年の2月にウェアラブルに関するエンジニアのVP(本部長・部長・次長クラス)を募集していました。現在は取り下げられていますが、デザイン、製品開発までの業務内容を担うという募集内容、そしてハイクラスのポジションから、ウェアラブル事業を本格的に拡大していこうという意識がうかがえます。Pixel Watch発表前に体制を整える目的だったのでしょうか。

 

Fossilの知財買収、そして新製品発売

 

アメリカの老舗時計ブランドFossil ではGoogleのWear OSを搭載したスマートウォッチがすでに販売され、その性能は高評価を得ています。そのような状況の中、2019年1月7日、GoogleがFossilの知財を4000万ドルで買収するという情報が報道されました。具体的にどのような知財を買収したかは明かされていませんが、Fossilの社員数名がGoogleに移籍することは決定しています。
またFossil自身も2019年3月1日に「Sport Smart watch」を発売しました。後程ご紹介しますが、Sport Smart watch にはPixel Watchに搭載されると噂されている「Snapdragon Wear 3100」プロセッサが搭載されています。この報道から、すでにWear OSを起用し、デザイン面・機能面共に評価されているFossilのスマートウォッチをもとにPixel Watchをさらにブラシュアップさせていくという意図がうかがえますね。

 

コードネームは「Salmon(サーモン)」と「Medaka(メダカ)」

 

2019年1月ごろ、Android Open Source Project(AOSP)というGoogleが開発したものをオープンソースとして公開するプロジェクトに、新たに「Salmon」と「Medaka」という新しいOSが確認されました。Google Pixelのホームアプリである「Lawnchair」開発チームマネージャーであるTill Kottmannはこの2つのコードネームはPixel Watchに使用されるものだと示唆しています。この「Medaka」というコードネームから、コンパクトな最小モデルになるのではないかという考察もされています。

 

予想されるPixel Watchの見た目・機能とは

 

予想されるPixel Watchの見た目

 

現在発売されているWear OS搭載スマートウォッチの特徴として挙げられるのが、見た目が「時計そのもの」だということです。
スマートウォッチといえばAppleのApple Watchシリーズを思い浮かべる人も多いかと思います。Apple Watchシリーズはそのスタイリッシュな見た目から腕時計というよりかは、「腕につけるスマートフォン」というような印象を受けます。しかしGoogle によるWear OSを搭載したスマートウォッチの多くは腕時計の原型を残したものが多いのです。
Apple Watchはその利便性の良さと高機能さから、ガジェット好きやApple製品好きには高く指示されています。しかし「腕時計のデザイン性を残してスマートウォッチを楽しみたい」というユーザーにとっては、腕時計としての見た目は大幅に変わってしまうことから、なかなか手を出すことができないものとなってしまうのです。
Wear OSを搭載するスマートウォッチはどれも見た目は時計に近いものばかりです。Fossilやカシオのスマートウォッチはそれぞれのブランドのデザイン性を存分に発揮した製品を販売しています。
こうした「腕時計としてのデザイン性」を重視したものが多いことから、Pixel WatchもApple Watchのような見た目ではなく、腕時計をベースとしたものとなるのではないでしょうか。

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Apple WatchはAndroidでは使えないのか

 

予想されるPixel Watchの機能

 

先ほど述べたように、Pixel WatchにはSnapdragon Wear 3100というQualcomm社製のチップ搭載が噂されています。Snapdragon Wear 3100はQualcomm社がウェアラブル用に開発したプロセッサで、1つ前のSnapdragon Wear 2100よりも省電力機能、フィットネストラッキング機能が優れている製品です。以下どれくらい高性能に進化したのか実際にレビューした記事がありますので参考にしてみてください。

Snapdragon Wear 3100で機能は進化した「Fossil Sport」【レビュー】

そしてFossilがこのSnapdragon Wear 3100が搭載された最新型のスマートウォッチ「Sport Smart watch」を発売しました。もちろんOSはWear OS、そして心拍センサー、支払い機能、GPS、5気圧防水などの機能を兼ね揃え、スマホはAndroid OS 4.4以上、もしくはiOS 9.3に対応します。重さは41mmモデルで25g、43mmモデルで28gとスポーツをする際の軽量感を意識したものとなっており、価格は4万3200円(税込)です。
Google がFossilの知財を売却した後に発売された新モデル。同プロセッサの搭載も噂されていることからPixel WatchはSport Smart watchと近しいモデルになるのではないかと予想できます。しかしGoogleのウェアラブルOSをGoogle 製品が纏うことは初めてですので、予想を覆される可能性も大いにあります。またGoogle アシスタントやGoogleマップ、Gmail、Youtubeなど、Googleのサービスをスマートウォッチにどうやって対応させてくるのかも気になりますね。Google がウェアラブル領域においてどのような差別化を図るのか、期待したいところです。

 

ヘルスケア機能「Google Coach」も搭載か

 

2018年8月、Android Policeは、Googleが健康アシスタント機能である「Google Coach」を開発していると伝えました。Google Coachは食事、運動、睡眠など、あらゆる健康に関しての情報をAIが記録して学習し、個人に沿ったパーソナルなアドバイスをしてくれるという機能です。例えば、ランニングなどの運動情報を記録し、今後の計画を提案してくれる、食事情報を記録すれば足りない栄養素を教えてくれる…などです。そしてこのGoogle CoachはWear OS搭載に向けて開発が進められていると推測されています。そのためPixel WatchにはGPSや心拍数、歩行を計測する機能が備わり、Google Coachによる徹底的な健康管理を可能にするのではないでしょうか。

▽Apple watchのヘルスケア機能は国内では制限されているようです。詳しくはこちら。

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Google Home、Google PixelなどGoogleのハード製品は近年売上を伸ばし続けています。この流れにのり、Pixel Watchが発売された暁には、かなりの人気を博すことはほぼ間違いないでしょう。そして現在はApple Watchシリーズが台頭しているウェアラブル市場にも大きく変化をもたらすのではないでしょうか。今後のGoogleの動向から目を離さずにはいられませんね。

出典
https://www.t3.com/features/google-pixel-watch
https://www.techradar.com/news/google-pixel-watch

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