CAD初心者はなにから始めればよいのか
この記事を読むと以下の3つのことがわかります。
①CADとは何か?
②どんなCADがあるのか?
③どうやって覚えていけばよいのか?
CADとは何か?
まず最初にCADとは何かという事について説明します。そもそもCADとは「Computer Aided Design」の略称で、それぞれの頭文字を取ってCAD(キャド)と読んでいます。
CADには大きく分けて2DCADと3DCADというものがあります。それぞれの読み方は2DCAD(ツーディーキャド)、3DCAD(スリーディーキャド)と読むのが一般的です。
2DCADは主に図面を描く時に使用されます。実際に部品作製するための部品図面に使われていたり、部品の組み合わせやレイアウトを検討し、部品構成図などの全体情報を伝えるアセンブリ図面としても使われます。
3DCADは2DCADとは異なり、実際の現物のような立体データを作成する際に用いられます。立体イメージを把握しやすく、形状の体積計算なども出来ます。各種シミュレーション解析などのモノづくり以外の用途でも活用されています。
どんなCADがあるのか?
CADと一言でいっても、本当に色々な種類のCADがあります。まず2Dと3Dというところにも違いもありますが、業界によって使用されるCADが異なりますので、まずは自分の興味のある業界が、どんなCADを使っているのかを調べるのがよいかと思います。
例えばデザイン関係の仕事に興味があるのであれば、デザインCADを勉強するのがよいですし、建築関係の仕事に興味があれば建築CADを勉強するのがよいです。その他にも機械関係、電子関係に興味があれば機械CADや電子CADを覚えるのがよいのです。
まずは自分がCADを使って何をやりたいのか!?ということが重要になってくるかと思います。
代表的な2DCADと3DCADについて
色々な種類のCADの中でも、比較的メジャーなCADを2D,3Dのそれぞれで紹介させていただきます。
まず2DCADで代表的なCADは『Autodesk』の製品である「AutoCAD」です。こちらのCADは比較的安価であり、専門学校や大学、中小企業などでも使われていることが多いです。
「AutoCAD」には、機能限定の低価格版である「AutoCAD LT」という製品もあります。2つのCADの違いは色々ありますが、2Dで図面を書くということだけに関しては「AutoCAD」であっても「AutoCAD LT」であっても可能です。
下記に『Autodesk』の公式ページのURLを紹介させていただきます。
次に3DCADについてですが、圧倒的シェアを誇るのが『Dassault Systems』の製品である「SolidWorks」です。こちらは3DCADの中では比較的安価であり、操作が直観的で使いやすいため、工業系の大学で導入されていることが多いです。またこちらも同じく公式ページのURLを紹介させていただきます。
【SolidWorks(ソリッドワークス)の公式ページ】
以上、メジャーな2DCADと3DCADを紹介させていただきましたが、実際にCADの勉強をするためには、まずCADを買うところから始めなければならないのか?という疑問と、初期投資ある程度がかかるということで、なかなか初心者の方は第一歩を踏み出せないのではないかと思います。
しかし、そんなことはないので安心してください!
初期投資をかけなくてもCADを覚えることは出来ます!
では実際にどうやってCADを覚えていけばよいのか?ということについて、次の記事で具体的に書いていこうと思います。
どうやって覚えていけばよいのか?
初めてCADを使う方や、これからCADを使おうと思っている方は、まずなにから始めればよいのか分からないと思います。
専門学校などに通って習うのも一つの手ですが、実際には高額な費用が発生しますし、それにかかる時間もかなり必要となってしまいます。
一昔前とは違い、最近では自宅のパソコンでもCADを使う環境を整えることが出来るようになってきました。実際に自分のパソコンにCADをインストールして自宅で勉強することも可能です。
しかも以前は高額であった3DCADの価格も最近では安くなり、勉強などの非商用利用であれば無償でも利用可能というCADも存在します。
自宅で独学でCADを勉強したいのであれば「Fusion360」という3DCADがおすすめです。
「Fusion360」って何だろうという方は、下記の記事を見てもらえるとイメージが沸きやすいかと思います。
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【Autodesk Fusion360とは】
※上記の記事を読むと以下の3つのことがわかります。
①Fusion360の概要
②Fusion360の機能紹介
③Fusion360のモデリング機能
記事のまとめにFusion360のダウンロードリンクのURLも貼っておりますので、実際にこの3DCADを自宅で使ってみた方は、是非この記事も読んでいただければ幸いです。
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Fusion360は色々な教本が本屋さんや、ネットで買うことが出来るので、自宅で買った本を読みながら勉強することも出来ます。
やる気さえあれば、教本を買わなくても下記のAutodesk様の公式ページである、オンラインのスタートアップガイドを見ながら独学で覚えることも出来ます。
◆スタートアップ ガイド(日本語版)
◆スタートアップ ガイド(英語版)
◆まとめ
いかがでしたか。
今回はCAD初心者はなにから始めればよいのかというテーマで記事を書いていきました。
最近ではCADというものが凄く身近な存在になってきましたし、3DCADを含め3D業界は今後もっと伸びていくのではないかと個人的には思っております。
一昔前のように高額な金額を払ってCADを購入することや、時間を使って学校に通ったりすることをしなくても、自宅でCADを習得できる環境が整ってきています。
一番大事なことは『CADを使ってみたい』という強い気持ちだけだと思います。
それさえあれば、今日からCADスキルを習得する勉強をすることも出来ます。もし気持ちが固まっているのであればすぐに行動してみることをおすすめします。この機会に是非CADを勉強してみてはいかがですか。
最後まで記事を読んでいただき、どうもありがとうございました。
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