iOS9のフォント San Franciscoは、サイズにより書体が変わる。動的フォント。
iOS9の配信が始まりましたね。早速入れて試してみました。ちょっとした見た目はそれほど変更されていないのですが、ちょこちょこ見た目に、あ、これは…という変更点があります。大きくは下の3つくらいでしょうか。
・フォントがHelveticaから、San Franciscoへ
・アプリをまとめる際に、フォルダの中身がいままでは3列だったが4列に
・ホームボタン2回押しの後のビジュアル
正直言えば、大きく変わったという感覚は全く無いのですが、フォントについてはかなり大きな変更が見られました。
この新しいSan Franciscoというフォントですが、以下のリンクから開発者向けにダウンロード可能です。
https://developer.apple.com/fonts/
こちらのリンクは解説ビデオ
https://developer.apple.com/videos/wwdc/2015/?id=804(Safariでのみ閲覧可能)
そして、このフォントですが、面白い特徴を備えています。それは、「フォントサイズにより、書体や文字間隔が変わる」という動的な特性を備えていることです。
(詳細はこちらのリンクを参照 https://medium.com/mediumjp/apple)
現在までフォントというものは活版印刷の技術からの発展であったため、大きかろうが小さかろうが同一のものをサイズを変えてつかう、ということが普通でした。
ですが、このSan Franciscoは、紙ではなくデジタルスクリーンを意識した、つまりスクリーンサイズに最適な書体を自動で表示するフォントなのです。これはかなり画期的といえるでしょう。
フォントはもはや印刷のためのものではなく、スクリーンのためのものとして進化したのです。以後は同じようなフォントが数多く出てくると予想されますが、フォント開発にますますお金がかかることにもなるでしょう。
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