Code with Googleの概要とプログラミング学習おすすめサイト
この記事では以下の3つのことがわかります。
①Grow with Googleの概要
②子ども向けのプログラミング学習の現状
③代表的なプログラミング教材
2020年には、日本の小学校でプログラミングが義務化されます。とは言え、十分な教材が揃っていないという課題があるのも事実。新しい時代の教育にとって必須のコンピューターサイエンス学習を後押しする、GoogleのCode with Googleについてみていきましょう。
そんな時代に? プログラミングの塾
英会話や運動(水泳、サッカー)などの塾と違い、まだまだ認知度が低いものの、プログラミングの塾、それも子供向けのものが増えています。コンピューター、インターネットを授業に採り入れている学校などは以前からありましたが、2020年からはプログラミングが必須科目となります。
実際、様々な調査結果でもプログラミングを習わせたいという、親の教育方針が伺い知れる結果が出ています。プログラミングは親世代は一部しか経験していないジャンルのため、学校での学習に遅れを取らないよう、また情報教育の一環としてプログラミング教室を選ぶ親が増えているのでしょう。
オンラインで学べる! プログラミング教材
Scratch
子ども向けのプログラミング言語の中でScratchは知名度も高く、文部科学省では学習用教材を無償公開しています。
https://youtu.be/3fFMSnwTris
mextchannel(文部科学省 YouTubeチャンネル)より
Scratchは日本語はもちろん、世界中の言語に対応しており、”150以上の国と地域に対応”するプログラミング言語です。(引用:Scratch公式サイトより)従来のプログラミング言語とは異なり、画面上でグラフィカルに操作することができ、子どもでも比較的簡単にプログラミングに親しむことができる特性があります。
150以上の国と地域に対応する、Scratch
▼Scratchをはじめよう!(Yahoo!きっず内)
▼Scratch公式サイト
MESH
https://youtu.be/Bbk86wGizqw
見た目もカラフルで、子供の好奇心をそそるMESHブロック
IoTを手軽に学習できるのが、MESHです。MESHはブロックとよばれるセンサーを組み合わせ、MESHアプリを使ってプログラミングを行います。
(MESHブロック.png)
プログラミングというと目に見えないもの、関数を使って組むので難しい…という先入観があるかもしれませんが、MESHはワイヤレスブロックと直感的に操作できるアプリで、子どもでも気軽にプログラミングを学べます。
ワイヤレスブロックは7種類(ボタン、LED、動き、GPIO、温湿度、明るさ、人感)あり、Gmailやイフト(IFTTT)などとも組み合わせてプログラミングを行うことができます。スマホの機能(カメラ、音楽、マイクなど)も活用できるので、プログラミングする際にイメージがしやすい特徴がありますね。
なぜ、小学校からプログラミングが必須に?
2020年度から、小学校ではプログラミングが必修科目となります。同年度から、英語も必修科目となり、教育熱心な親御さんなどは強く関心を寄せているのではないでしょうか。
英語なら従来の学校教育でも学習してきたものの、プログラミングとなると子どもに対して、どう教育、サポートすればいいか悩む親御さんも多そうです。文部科学省では、総務省、経済産業省と連携し、『未来の学びコンソーシアム』という取り組みを強化してきました。
日本に対し、諸外国ではプログラミング教育などを採り入れている国も多く、イングランドでは2013年より、フィンランドでは2016年度よりプログラミング教育などのIT教育に注力しています。このような世界的な流れは、文部科学省発行『諸外国にいおけるプログラミング教育に関する調査研究(文部科学省 平成26年度・情報教育指導力向上支援事業)報告書』に詳しくまとめられています。
2019年9月には、『未来の学び プログラミング教育推進月間』ということで、協力企業各社の協力により、プログラミング教育の実践事例づくりにも注力しています。
教育の情報化の推進協力企業
(文部科学省 教育の情報化の推進ページより)
無料で学べる! Code with Googleの特徴分析!
教職員向けの教育リソースとして期待される、Code with Google。もちろん、Scratchの学習にも使えます。
コンピューターサイエンスをもっと身近に! CSFIRST
様々なジャンルのクラスで活用できる『CS FIRST』
(引用:Google For Education CS FIRSTより)
コンピューターサイエンスを学べる『CS FIRST』は、9-14歳の学生向けに組み立てられたカリキュラムで、Game DesignやStoryTelling、Artなどのクラスで活用が期待されています。
スマホでプログラミング学習! Grasshopper
YouTubeでチュートリアルを探すと、英語圏以外の言語でも沢山の動画が見つけられます。スマホがあれば気軽にプログラミング学習ができるということで、スマホの普及に伴って、世界中でより手軽に学習できる環境が整いつつあります。
無料でJavaScriptを数タップで学べるこのアプリは、ぜひダウンロードしておきたいものですね。辞書的に活用できる、コンポーネント検索アプリも一緒にダウンロードしておくと良いでしょう。
▼Grasshopper: Learn to Code(iOS)
▼Grasshopper(iOS、コンポーネント検索アプリ)
他にもある! Googleの無料eラーニングサイト
Code with Google以外にも、Googleは無料で学べるeラーニングサイトを複数立ち上げています。プログラミング学習や学生向けといった目的とは、少し離れるものもありますが、より深い情報教育のために参考にしていただけますと幸いです。
Googleデジタルワークショップ
学生向けには少し早いかもしれませんが、Webを活用したビジネスについての基礎知識、
ウェブサイトの仕組みなどを学ぶことができます。起業は大人だけのものではなく、学生にとっても身近なものとなりつつあり、ITをビジネスに活用したい学生にはピッタリのコンテンツですね。
幅広くITを用いたビジネスの基礎が学べる
引用:Googleデジタルワークショップ
Grow with Google
Grow with Googleでは、幅広い層向けのコース(個人、ビジネス、学生・教育者、スタートアップ、デベロッパー)が提供されています。AIについて学べる『はじめてのAI』や教育者向けコンテンツ『Techer Center』など、幅広く役立つサイトになっています。
【まとめ】
コンピューターサイエンス分野、プログラミングというとどのように学べば良いか悩む方も多いと思います。学校教育に携わる方、実際に子育てをされている方にとって、Grow with Googleをはじめとしたサイトは大変役立つことでしょう。
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