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ほんとうに?Amazonが銀行業務に進出するのはいつ頃か

Amazonが銀行業を始めるという噂がアメリカで広がっています。Amazonが銀行を始めると何が変わるのか?そして、日本でもAmazon銀行が誕生するのでしょうか。

 

 

Amazon銀行が囁かれる背景とは

 

Amazonが銀行業を始めるのではないかという噂は2017年ごろから囁やかれるようになりました。実は、AmazonだけでなくGoogleといった世界的なIT企業が銀行業を始めるのではないかという推測です。

なぜかというと、アメリカの金融監督官が「銀行とIT企業の合併」について、柔軟な姿勢を見せているということが大きな原因となっていると言えます。
これまでは銀行以外が銀行業を行うことができない厳しい規制がありました。しかし、規制緩和が行われれば、国際的なIT企業と銀行が結びついた銀行が誕生する可能性があります。

実際にAmazonがFintech領域のエンジニアを積極的に募集しているということからも、Amazonが何らかの金融業務を行おうとしているのが見て取れると主張する人が多くいます。

 

 

Amazon銀行がやろうとしていること

 

もし、Amazonが銀行業を行うようになったとした場合、それは街角にATMを設置するようなフルサービスの銀行にはならないだろうと言われています。

では、Amazonがどこを狙っているというと、eコマースの支払いの利便性向上だと考えられています。
実はアメリカでは日本と違い、銀行口座を開くのにも信用が必要なのです。信用がないと銀行口座やクレジットカードを作ることができない人が多くいるため、そのような人に向けて口座を作成してあげればAmazonの売り上げが上がるだという目論見です。

Amazonはそのような層に対して当座預金口座のようなものを準備する可能性があるということです。顧客はAmazonから提供された口座を使うことによって支払いの利便性を確保することができ、Amazonの利用が促進されるとともにそのほかの支払いについての情報もAmazonが収集することができるようになり、より顧客のデータを収集することが可能になるというメリットがあるのです。

 

 

国内企業と金融サービス

 

一方、日本国内に目を向けてみると楽天が「楽天銀行」を、小売業のイオングループが「イオン銀行」、セブンアンドアイが「セブン銀行」を始めているように、すでにコマースと銀行の関係が始まっています。

これらの銀行はECや小売り業における顧客の快適な買い物の体験が信用となり、利用者の獲得をすすめてきました。
日本でもAmazonが銀行業務をはじめたとすれば、eコマースで楽天に圧勝しているAmazonがたとえ最後発だとしても、その信用から多くの口座を顧客が開設することが予想できます。

 

 

Amazonには金融業に近いサービスがすでに存在している!

 

実際のところ、Amazonが銀行を始めるかどうかについてはまだ憶測の段階であり、真偽は不明です。しかし、Amazonはすでに銀行が行うようなことをサービスとして実施しています。

・融資サービス「Amazon レンディング」
Amazonマーケットプレイスに出店するマーケットプレイスに出店する有料な企業に対しての資金融資サービスを2014年から開始しています。

・Amazonチャージ
Amazonチャージは、Amazonギフト券に現金をチャージすることによって一定のポイントのキャッシュバックを得られるサービスです。
今のところ、Amazonギフト券としてしか利用できませんが、Amazonギフト券がSuicaやnanacoのような電子マネーとしての利便性を手に入れれば、ある意味銀行口座の代わりとしても利用可能です。

 

いまのところAmazon銀行の実現性については不明ですが、その可能性は十分にあると考えられます。いずれにせよAmazon銀行が実現すると、eコマースや小売り業に対して大きなインパクトを与えることは間違いないでしょう。

 

 

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