Apple Cardの取り扱い方法が繊細すぎると話題に。変色や傷の恐れ
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Appleが開発し、アメリカの金融大手ゴールドマン・サックスが発行銀行となっているクレジットカード「Apple Card」が、アメリカで2019年8月20日にリリースされました
それにあわせて「Apple Card」をきれいな状態で維持するための取り扱い方法がサポートページに公開されましたが、その取り扱い方法があまりにも繊細すぎるのではないかと話題を呼んでいます。
「Apple Card」とは何か? どのように取り扱えばよいのか? なぜその方法が繊細だと言われているのかをこの記事では解説していきます。
この記事を読むと以下の3つのことがわかります。
・Appleによるクレジットカード「Apple Card」とは?
・「Apple Card」の入手方法や使い方
・“繊細”な「Apple Card」の取り扱い方法
・Appleによるクレジットカード「Apple Card」とは?
「Apple Card」は、Appleと金融大手のゴールドマン・サックスが共同で運営しているMastercardブランドのクレジットカードです。
「Apple Card」の特徴はApple製品を購入したときの還元率の高さです。Apple StoreなどでApple製品を購入した場合は3%、Apple Payで支払った場合は2%、それ以外で物理カードを使って支払った場合には1%の還元率が設定されています。
一般的なクレジットカードの還元率は0.5%と言われており、高還元率と評判のクレジットカードでも1.5~2%であることを考えると、Apple製品に限定されるとは言え最大3%の還元率を誇る「Apple Card」は、Appleユーザーにとって魅力的なクレジットカードと言えます。
・「Apple Card」の入手方法や使い方
そんな魅力的な「Apple Card」は、どのようにして入手すればよいのでしょうか?
じつは、iPhoneを持っていればWalletアプリから直接申し込むことができます。
Walletアプリから「Apple Card」の追加を選択し、名前や住所、誕生日、年収、社会保障番号などの情報を入力すると、バーチャル上の「Apple Card」がその場で発行されます。
このときに発行される「Apple Card」は、iPhoneから使用・管理するものです。一般的なクレジットカードとして使えるチタン製の物理カードは、その後に発注します。
バーチャル上の「Apple Card」は、Apple Payを通じて決済します。日本のユーザーがWalletアプリからSuicaやクレジットカードの決済を行っているやり方と同じです。
Apple Payに対応していない店舗では、チタン製の物理カードで使うことで決済できます。
「Apple Card」で行った決済は、Walletアプリから使用金額やキャッシュバックの確認、毎月の支払金額の調整を行えます。
「Apple Card」はまさにiPhoneで使うためのクレジットカードなのです。
ただし、この「Apple Card」がリリースされているのは現在アメリカのみです。
日本で「Apple Card」が利用できるようになるかわかっていませんが、Appleはすでに日本でも「Apple Card」の商標を申請しているため、日本進出の可能性はあると思われます。
・“繊細”な「Apple Card」の取り扱い方法
それでは今後、日本で「Apple Card」がリリースされた場合、どのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?
Appleは、サポートページで「Apple Card」の取り扱い方法を公開しています。
サポートページによると、チタン製の物理カードが汚れの原因となる物質に接触した場合、以下の2つの方法でクリーニングを行ってくださいと案内しています。
- 柔らかく、少し湿らせた、糸くずの出ないマイクロファイバークロスでカードをそっと拭く。
- 柔らかいマイクロファイバークロスをイソプロピルアルコールで湿らせ、カードをそっと拭く。
※イソプロピルアルコールとは、手術器具の消毒や化粧品の溶剤に利用されるアルコールの一種のこと。
なお、クリーニング時に窓用または家庭用クリーナー、圧縮空気、エアゾールスプレー、溶剤、アンモニア、研磨剤を使用してはいけないとのことです。
ここまではクレジットカードをきれいに取り扱う方法として、納得できるものだと思います。しかし、次の一文が話題を呼びました。
「革やデニムなどの一部の生地は、洗い落とされない永久的な変色を引き起こす可能性があります」
つまり「Apple Card」を革やデニムに触れさせると、変色する恐れがあるのです。広く使われているような革の財布に入れることができません。
サポートページでは、「Apple Card」を安全に保管、そして持ち運ぶ方法として次の方法を案内しています。
- チタン製「Apple Card」は柔らかい素材で作られた財布、ポケット、またはバッグに保管してください。
- 別のクレジットカードに触れることなく、財布や札入れのスロットにカードを保管してください。2枚のクレジットカードを同じスロットに入れると、カードに傷が付く可能性があります。
- チタン製「Apple Card」を磁石の近くに置いたり、保管したりしないでください。カードを財布やバッグの磁気ラッチの近くに配置すると、磁気ストリップが消磁する可能性があります。
- チタン製「Apple Card」を小銭、鍵、またはほかの研磨性のある物体が入っているポケットやバッグに入れないでください。
この案内から「Apple Card」を持ち運ぶには専用の柔らかい素材の財布に入れ、留め具がマグネット式ではないバッグに入れる必要があることがわかります。
これが「あまりにも繊細すぎるのではないか」と言われているのです。
「Apple Card」に傷がつくことを気にしないのであれば、通常のクレジットカードと同じように扱うことができます。しかし、少しでも傷つけたくない場合は細心の注意を払う必要があります。
まとめ
上記のとおり、「Apple Card」のチタン製物理カードを持ち運ぶ場合は、変色したり傷がついたりすることを覚悟する必要があります。
もしも傷をつけたくない場合は、専用の財布やケースを用意しなければいけないでしょう。また、そのうえでほかの小物が入ったバッグに一緒に入れるのではなく、ポケットや専用のバッグに「Apple Card」が保管したケースだけを入れて単体で持ち運ぶ必要がありそうです。
これを守らない場合、物理カードに傷がついたり、磁気ストリップが消滅したりする恐れがあります。
一番良い方法は、チタン製の物理カードを持ち運ばないことかもしれません。
「Apple Card」はApple Payを利用できる店舗でだけ決済に使うようにし、物理カードでしか決済できない店舗ではほかのブランドのクレジットカードを使うという方法です。
チタン製で美しい「Apple Card」を持ち歩きたくなる気持ちは分かりますが、そのことが「Apple Card」を傷つけてしまうきっかけになってしまいます。
傷つく可能性を覚悟して利用するか、持ち歩くクレジットカードは別のブランドのカードにする。どちらを選ぶかはユーザー次第です。
参考
How to clean your Apple Card – Apple Support
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