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AutoCADのライセンスと購入する時のポイントを解説!

この記事を読むと以下の3つのことがわかります
①AutoCADのライセンスがサブスクリプションに統一
②AutoCADの業種別ツールが便利すぎる
③AutoCADの購入先は主に2種類ある

AutoCADのライセンスが統一化

AutoCADとは、オートデスク社の基盤となる設計と図面作成に最適なソフトで、主に建設・土木業界で使われています。さらに、2Dドラフティングツールに加え、3Dモデリング機能なども備わっているため、設備設計や製造業、自動車業、家電メーカーなどの開発系にも活用されています。

現在、AutoCADの永久ライセンスは販売停止となり、サブスクリプションのみの販売となっています。現在(2019年11月)は移行期間中で、旧バージョンの永久ライセンスのシリアルを入力すると、最新の2020バージョンが10%オフで購入できます。
AutoCADを含むAutodesk商品には、以前は永久ライセンス(買い切り版)+保守プランというライセンスのタイプがあったのですが、2016年3月からはサブスクリプションの販売のみとなりました。

サブスクリプションとは?

サブスクリプション版のライセンスをわかりやすく説明すると、購入した期間・ライセンス数だけAutoCADを利用する権利と保守契約がセットになったプランのこと。
サブスクリプションメンバーだと、使いたい期間やライセンスの数を自由に設定でき、増減も簡単です。

社内の複数の人間でAutocadを利用したいときはマルチユーザータイプ、一人のユーザーで複数のデバイスにインストールしたいときはシングルユーザーを選択します。

サブスクリプションのメリットとは?

永久ライセンスは、導入コストがかかるうえ、保守契約の更新も必要でした。その点、サブスクリプションは年間ライセンスと保守契約がセットになっており、明確でわかりやすいのが特徴です。

また、これまでの永久ライセンス契約だと、プロジェクトが増えてAutoCADのライセンスを追加しようと思うと、一度に何百万もの追加投資が必要でした。その点、サブスクリプションだと必要なときに、必要な分だけ自由に使えます。

AutoCADでは、サブスクリプションを契約すると、常に最新版が利用できます。これまでは永久ライセンス取得者を考慮し、年1回のアップデートでしたが、サブスクリプションに統一化されたおかげで、年に何回もアップデートを行えるようになりました。もちろん、使い慣れた旧バージョンも利用できるため、使い続けるユーザーには大変便利なシステムとなっています。

AutoCADライセンスで業種別ツールが使い放題

AutoCADのライセンスがあれば、業界別ツールが全て使えます。Revitをはじめとする建築・土木業界のツールが充実しているため、BIMやCIMとCADが統合されたワークフローを可能にしてくれるのです。

こういったツールがあらかじめ用意されていると、使いたいソフトがすぐ使え、導入コストもかからないのでとても便利です。

業種別ツールの種類

・AutoCAD Design Suite Premium

AutoCADと併せて使用することにより、設計を支援してくれるツールの一つ。通常機能に加え、アニメーションやイラストレーション作成が可能です。こちらはプレゼンやモニタリングなど、相手に説明する必要のある場合にとても便利な設計補助ツールです。

・AutoCAD Architecture

AutoCADには建築設計専用の機能がついたAutoCAD Architectureがあります。建物図面で必要になる、断面図と立面図や壁・ドア・窓の設計図書などを作成でき、建築設計に欠かせない図面作成を手助けしてくれるとても便利なツールです。

・AutoCAD Civil 3D
こちらは、土木設計と設計図書作成の手助けをしてくれるツール。建築や土木設計ではすでに重要な位置付けであるBIM( Building Information Modeling)のサポートや、それらを駆使して道路や高速道路の設計などを行うことができます。

・AutoCAD Map 3D

3Dのマップ情報を駆使し、モデルベースでインフラ計画や維持管理の問題解決をしてくれます。特に土木設計において、災害による被害が増えている昨今の日本では過去の災害履歴や解析をして災害を防ぐことが重要。雨水・汚水解析機能やマッピング機能などが充実しています。

・AutoCAD Inventor LT Suite

主に製造業で使用されるCADで、Autodesk Inventor LTとAutoCAD LTの機能を併せ持っています。2Dから3Dの機械設計へ移行できる機能があり、3Dモデリングを取り入れたい企業ではとても重宝するCADとなります。

・AutoCAD Electrical

AutoCADの全機能と電気設備設計に特化した機能がついており、電気設備設計作業の自動化にとても役立ちます。今後、AI化されていく業種の一つといえるのではないでしょうか。

AutoCADの購入先は正規店を選ぼう

Autodesk社から直接購入する

建設・土木業界のICT化は目まぐるしく変化しており、ここ数年でBIM化や3D設計が主流になりつつあります。

そこで活躍するのが、Autodesk社から発売されている、AutoCAD。すでにAutoCADはエンジニアに欠かせない設計ツールのひとつとなっています。CADだけでいえば、土木設計に特化したものや建築設計に特化したものなど様々ですが、どの業界にも精通しているのはAutodesk社の特徴。

また、Autodesk社から購入すると不定期でセールをしていたり、3年契約だと1年契約よりもお得になったりと*1 、定価より安く購入できることも。電話やメールなどのサポートも充実しているため、安く導入したい方はAutodesk社から直接購入するのがおすすめです。

オートデスク認定証販売パートナーから購入する

Autodesk商品は、オートデスク認定販売パートナーからも購入することができます。
特定の地域や特定の業種に強いパートナーが検索でき*2、導入実施サービスなどが受けられます。

あなたのお住いの地域での導入実績が豊富なパートナーが見つかるかもしれませんので、一度検索してみてくださいね。

◆まとめ

いかがでしたでしょうか。

AutoCADをはじめとするCADツールは、もはや今後の日本の発展には欠かせません。サブスクリプションに統一されることで、コスト面でも導入しやすく、業種別ツールという便利な機能も豊富になったため、取り入れる企業も増えたのではないでしょうか。

導入の際には、コスト面ではAutodeskから直接購入するのが一番ですが、慣れないCADを導入する際はサービス面で有利なオートデスク認定販売パートナーも視野に入れてみてくださいね。

◆参考URL
*1 https://www.autodesk.co.jp/products/autocad/subscribe?plc=ACDIST&term=1-YEAR&support=ADVANCED&quantity=1
*2 https://www.autodesk.co.jp/partners/locate-a-reseller

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