【SEO対策とは】Google mapに最適化できる?
食べたい物がある、欲しい商品がある、行きたい場所がある、そんな時に私たちはまずスマートフォンで検索して事前にその情報を得るというやり方が当たり前となっています。
売りたい側・お客様を迎える側としては、お客様に選んでもらう入り口となるその「検索結果の順位」が広告媒体への露出や一般的な知名度と同じくらい重要となってきているのです。
ではどうしたらその検索結果の上位になることができるのでしょうか。
この記事でわかることは以下の3つです。
・SEO対策とは
・「MEO」とは
・Google mapに最適化するには
【なるべく上の方に】SEO対策とは
Web業界ではもはや一般的な用語となった感のある「SEO」(Search Engine Optimization)ですが、その内容をおさらいしておきましょう。
SEO対策とは検索エンジン最適化のことで、例えばGoogleで何かを検索した際、ズラーっと並ぶ検索結果のなるべく上の方に表示されるように、サイトをカスタマイズすることです。
検索結果で、せいぜいユーザーは上から数個くらいしか見ません。
Webサイトが浜の真砂ほど存在している現在、自社サイトが検索結果にヒットしていても、上位に表示されないと見てすらもらえないのです。
SEO対策の内容
SEO対策として、よく行われているのが検索エンジンの世界シェア第一位のGoogleに最適化する対策です。日本国内でもシェアは圧倒的で、スマートフォン等モバイルデバイスにおいて99%以上がGoogle検索エンジンを使っています。(*1)
Googleは検索アルゴリズムを公表しておらずまた常にアップデートされているため、SEO
対策の真の正解は実は不明です。
しかし以下のような対策には一定の効果があると思われます。
・サイト内に、検索キーワードやその関連用語が多く使われている
・1ページに1コンテンツの専門的な内容が書かれている
・訪問ユーザー数、別サイトからの被リンクが多い
・キーワードの内容に対する公的機関、専門機関のサイトである
・ユーザーフレンドリーな構造のサイトである
SEO対策はすぐに結果が出るものではありませんが、販売機会を失わないためにもこうした工夫をすることで自社サイトを訪れるユーザーを増やす努力が必要なのです。
Google mapでもSEO対策できる。「MEO」とは
このようなSEO対策がGoogleのサイト検索のために行われてきました。
しかしながら2020年現在、Googleの検索結果にはサイトだけでなく「マップ」「ニュース」「動画」などの種類が存在しています。
そして、ユーザーが「行きたい場所」を検索するマップにおいては、これまでのようなWebサイトのSEO対策とは異なる対策が必要となります。
それが「MEO」(Map Engine Optimization)です。「Local SEO」とも言われています。
MEO対策とは、マップエンジン最適化のことで、マップ検索した際に上位に表示されるための対策のことです。
MEO対策のメリット
MEO対策を行うことのメリットは、検索結果の競合相手が少ないこと、実際の顧客獲得に結びつきやすいこと、SEOよりも低コストでできることです。
競合相手が少ない
例えば「うどん店」でマップ検索をしても、日本中のうどん店が出てくるわけではありません。ユーザーの比較的近くにあるうどんの店が表示されます。
そのため、サイト検索よりも上位を争って戦う相手が少なく、その分対策の効果も出やすいと言えます。
顧客獲得に結びつきやすい
そして自宅でもどこでもできるサイト検索と異なり、マップ検索を行う場合はユーザーが地理的に近くにいていわば“今から行きます状態”である可能性が高いと言えるでしょう。
また、飲食店検索サイトや観光地のランキングサイトなどのポータルサイトはユーザーのいる場所との位置関係がわかりにくいことがあります。
そのため目的のジャンルで絞り込むなど検索の手間がかかるため、手軽でシンプルなマップ検索の人気が高まっています。
そのため、マップ検索上位に来ることが実際の来客に結びつきやすいのです。
低コストでできる
SEO対策をどんなに行っても、一企業のサイトは資金も情報も豊富な巨大ポータルサイトに敗北してしまうことがあります。
かといってポータルサイトに登録するには掲載料が必要で、さらにポータルサイト内でのSEO対策なども考慮する必要があります。
それにそもそもSEO対策を行うには、自社サイトが必要です。しかし、MEOはサイトを持つ必要がありません。
このように、SEO対策を行うよりも低いコスト・リソースでできるのです。
こうしたメリットから、まだMEO対策はSEO対策ほどに浸透はしていませんが取り入れる企業が増えているようです。
Google mapに最適化するには
では、実際にどのような対策を行えばいいのでしょうか。その方法を紹介していきましょう。
まずはGoogleマイビジネスに登録する
「Googleマイビジネス」とは、Googleの提供する店舗向けサービスの一つで、Google マップ等のGoogle のサービス上にお店や事業所の情報を表示させることができるツールです。無料で使うことができます。(*2)
これに登録すると、Google検索した際にその店舗情報が表示され、自社サイトを持っていなくても店舗についての情報をユーザーに見てもらうことができます。
Googleマイビジネスでは、店舗の名前やサービス内容の説明、メニュー写真、メールやメッセージでの予約ツールへのリンク、地図はもちろんキャンペーン情報までも載せることができます。
簡易なWebサイトがタダで作れるようなものです。さらにMEOまでできるのですから、店舗を持っているのならば登録しない手はないでしょう。
系列店が複数あっても、一つ一つの店舗を登録することが大事です。
地域名のキーワードを入れる
MEOで大切なのは、ユーザーが知りたい対象地域に正しくヒットすることです。
Googleマイビジネスに登録した内容に、検索されそうな地域名をしっかり入れておきましょう。
住所情報があればいいというものではありません。ユーザーはピンポイントで町名や区名を入れるわけではなく、ざっくりとした地域やランドマークで検索することもあります。
例えば東京タワー付近のうどん店を知りたい場合、「港区」や「芝」といった地名を入れる人は多くないでしょう。
そのため、検索されそうな地域名やランドマークとなるものの名称を説明に入れることが重要です。
サービス内容にキーワードを入れる
地域名と同じく、サービス内容に対しても検索されるキーワードと関連づけるようにします。
例えば、「レストラン」だけではなく「インド料理」や「激辛ラーメン」といった細かいジャンルやメニュー名なども入れておくといいようです。
「おしゃれカフェ」のように、検索されそうなキーワードやお店の推しポイントを入れるのもいいでしょう。
他サイトで紹介をしてもらうようにする
こちらはSEO対策と同じく、他のサイトにその店舗の情報が掲載されていたりすると信頼性やユーザーニーズがあるとみなされ、上位表示されやすいようです。
そのためには、お店の知名度の向上やファンの獲得が必要となります。
MEO対策というよりは通常の営業努力といっていいかもしれません。
地元のローカルメディアに取り上げてもらったり、思わずお客様がインターネットで拡散したくなるようなサービスを提供したりといった、実際の行動を伴う対策となります。
正確な情報を載せる
当たり前かもしれませんが、店舗の正確な情報を載せることがとても重要です。
店名に住所、電話番号も誤解や見間違いのないよう、そしてユーザーが知りたいであろう情報をもれなく盛り込みましょう。
もしどこか他のサイトで紹介してもらったとしても、その掲載情報が間違っていたら「このビジネスが紹介されているものではない」とアルゴリズムに判断されてせっかくの紹介も意味がなくなってしまいます。
なお、営業時間やメニュー写真などのユーザーが知りたいであろう情報やマメに最新情報の更新も忘れないようにして下さい。
直接MEOに寄与するものではありませんが、顧客満足度を高め来店機会やファンを増やすという点では有効です。
ユーザーの口コミを大事にする
Googleマイビジネスでは、実際に利用した人が口コミを書くことができます。
その口コミをしっかり読み、適切に返信なり対応なりを行いましょう。こうしたコミュニケーションはファンを獲得することにつながるだけでなく、その数が多かったり高評価であればユーザーから支持を得ていると判断され、MEO対策に効果的です。
このように、導入コストも低く効果が出やすいといえるMEO対策はこれからのビジネス運営で重要なものになりそうです。
記事内の情報は、すべて2020年7月21日時点のものです。
建設・土木業界向け 5分でわかるCAD・BIM・CIMの ホワイトペーパー配布中!
CAD・BIM・CIMの
❶データ活用方法
❷主要ソフトウェア
❸カスタマイズ
❹プログラミング
についてまとめたホワイトペーパーを配布中
デジタルツインと i-Constructionについての ホワイトペーパー配布中!
❶デジタルツインの定義
❷デジタルツインが建設業界にもたらすもの
❸i-Constructionの概要
❹i-Constructionのトップランナー施策
▼キャパの公式Twitter・FacebookではITに関する情報を随時更新しています!
▽Googleについてはこちらもチェック
Googleが開発したVR描画アプリ「Tilt Brush」で新感覚イラストレーション!
https://stg.capa.co.jp/archives/32361
GooglePixel4はなぜ自社開発?スマホ参入の目的とは
https://stg.capa.co.jp/archives/32611
GoogleがFitbitを買収?Apple Watchに対抗できるか
https://stg.capa.co.jp/archives/32642
参考リンク
(1) https://www.auncon.co.jp/corporate/2020/0225.html
(2) https://www.google.com/intl/ja_jp/business/
建設・土木業界向け 5分でわかるCAD・BIM・CIMの ホワイトペーパー配布中!
CAD・BIM・CIMの
❶データ活用方法
❷主要ソフトウェア
❸カスタマイズ
❹プログラミング
についてまとめたホワイトペーパーを配布中
デジタルツインと i-Constructionについての ホワイトペーパー配布中!
❶デジタルツインの定義
❷デジタルツインが建設業界にもたらすもの
❸i-Constructionの概要
❹i-Constructionのトップランナー施策
▼キャパの公式Twitter・FacebookではITに関する情報を随時更新しています!