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Google Meetに追加された、ノイズ抑制機能とは?

リモートワークが普及したことで、オンラインビデオ会議は今やビジネスで必要不可欠なツールです。
しかし自宅などでは、犬の鳴き声や子どもの声などのような生活音が入ってしまいがちという課題がありました。
これらを解決すべく、Google Meetにビデオ会議におけるノイズ抑制の機能が追加されました。
どのような機能なのか、詳しく紹介します。

この記事を読むと以下の3つのことがわかります ①Google Meetの使い方 ②Google Meetのノイズ抑制機能の特徴 ③ノイズを入れないためのコツ

Google Meetとは

Google Meetとは、Googleが提供するオンラインビデオ会議ツールです。
Googleアカウントがあれば、リンクを共有するだけですぐにオンライン会議を開くことができます。
まずはGoogle Meetを使うための準備や使い方について解説します。

Google Meetに必要なもの

Google Meetを利用するには、次のものが必要です。
G Suitアカウントまたは個人用Googleアカウント
インターネットブラウザ搭載のPCまたはMeetアプリをインストール済みのスマートフォン

Google Meetを使うための環境

Google Meetは、以下のOSに対応しています。*1
PC(最新バージョンとその2つ前までのメジャーリリース)
Apple macOS
Microsoft Windows
Chrome OS
UbuntuなどのDebianベースのLinuxディストリビューション
スマートフォン
Android OS 5.0以降
iOS 12.0以降

また、PCから利用する場合は次のブラウザにて動作します。
Chrome
Mozilla Firefox
Microsoft Edge
Apple Safari

Google Meetの使い方

Google Meetのビデオ会議は、Google Meetのページから開始する手順とGoogleカレンダーのスケジュールに設定する手順があります。
Google Meetから開始する場合、Google Meetのページにアクセスし、「新しい会議を作成」→「会議を今すぐ開始」を選択すると、ビデオ会議が繋がります。
ビデオ会議の画面に表示されているURLをシェアすることで、相手ユーザーもビデオ会議にアクセスできるようになります。
Googleカレンダーの場合、スケジュールを設定すると自動でGoogle MeetのURLが発行されます。
スケジュールにゲストを追加することで、参加者全員がビデオ会議にアクセスできるようになるうえ、発行されたURLをシェアすることでも参加できるようになります。

Google Meetの新機能、ノイズ抑制機能について

2020年6月30日から、Google Meetにて会議中におけるノイズ抑制の機能が利用できるようになりました。*2
これによって、発言者の声を遮断することなく、周囲の生活音やキーボードのタイピング音などのノイズを除去することができます。
その特徴について、詳しく見てみましょう。

AIが音声とノイズを判断して除去

Google Meetのノイズ抑制機能は、クラウドベースのAIによってノイズと非ノイズを区別します。
ノイズ抑制をオンにすることで、AIが短時間に周波数が大きく変動する非定常ノイズを判断し、人間の音声以外を取り除くようになります。
また、どの程度ノイズが除去されているかは、音声インジケーターに表示されます。

ノイズ抑制機能の注意点

Google Meetのノイズ抑制機能はAIが人間の音声ではないと判断した音を取り除きます。
そのため、楽器演奏など人間の声以外の音が重要となる場合にはこの機能は向いていません。
また、テレビの音声や近くの人の会話などは人間の声と判断するため、ミーティングの発言者でなくても除去されません。
なおノイズ抑制機能が除去するのはマイクから集音された音声が対象となるため、画面共有による音声キャプチャはノイズ抑制の影響を受けません。

Google Meetでのノイズ抑制機能の使い方

Google Meetでは、ノイズ抑制機能はデフォルトではオフになっています。
ノイズ抑制機能をオンにしたい場合は、ビデオ会議画面右下にあるアイコンから設定アイコンをクリックし、音声設定画面にある「ノイズキャンセル」をオンにすることで利用できます。

Google Meetのノイズ抑制機能を使う条件

Google Meetでのノイズ抑制機能を使えるのは、G Suite Enterprise、G Suite Enterprise for Education、G Suite Enterprise Essentialsのユーザーのみです。
対象ユーザーはアカウントごとに順次有効化されます。
現時点ではWeb版のGoogle Meetのみ利用できますが、今後はiOSやAndroidにも対応を予定しているようです。

ビデオ会議で不要なノイズを抑えるコツ

Google Meetのノイズ抑制機能によって不要な音をかなり抑えることはできますが、それでも意図しないノイズが入ってしまうことがあります。
不要な音を拾わないように工夫することで、よりノイズ抑制の効果があがるでしょう。
そこで次に、ビデオ会議中にノイズが入らないようにするためのポイントについて紹介します。
なお、ここで紹介する手順はGoogle Meet以外のビデオ会議にも有効です。

マイク付きイヤホン/ヘッドセットを使用する

ひとりでビデオ会議を利用する場合、マイク付きのイヤホンやヘッドセットを利用することで不要なノイズを大幅に抑制することができます。
最近のノートPCやタブレットなどは、カメラ・マイクが本体とセットになっているものも多く見られます。しかしこれらのマイクは思った以上に音を拾いがち。
タイピング音やマウスのクリック音、ノートPC・タブレット本体を移動させたときの摩擦音など、ビデオ会議の相手はかなり気になってしまいます。

イヤホンやヘッドセットについているマイクは話し手の口の周辺の音だけを拾うように設計されているため、このようなノイズ大幅に抑制できます。
また、付属スピーカーよりもイヤホンやヘッドセットから聞こえる音のほうが聞き取りやすいといったメリットもあります。
ひとりでビデオ会議に参加する場合はぜひマイク付きのイヤホンやヘッドセットを利用してみてください。

スピーカーとマイクの位置を調整する

ノイズの原因のひとつに、ハウリングが挙げられます。
これは、スピーカーから発した音をマイクが拾ってしまうことで、音が二重またはエコーのように聞こえてしてしまう現象です。
特に複数人向けのWeb会議用マイクは、多方向からの音を拾いやすい設計になっています。
そのため、スピーカーの向きの先にマイクがこないよう位置を調整しましょう。

その他、マイクの近くにプリンタやプロジェクタなどの機器があると稼働音を拾ってしまうことがあります。
このような機器はなるべくマイクから遠ざけるように配置すると良いでしょう。

◆まとめ
今回は、Google Meetの特徴とノイズ抑制について解説しました。
リモートワークが推奨されることで、今後Web会議の需要はますます高まっていくことが予想されます。
会議をスムーズに進行させるためにも、個々でノイズ対策を行うことはもはやマナーといっても過言ではありません。
ノイズ抑制機能をうまく活用し、リモートワークに役立ててください。

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◆参考URL
*1 Google Meet を使用するための要件 – Google Meet ヘルプ
https://support.google.com/meet/answer/7317473 *2 G Suite アップデート ブログ: Google Meet で会議の妨げになるノイズの除去が可能に https://gsuiteupdates-ja.googleblog.com/2020/07/google-meet.html

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