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AWSを利用してほぼ1年間無料でWordPressのブログサイトを運用する方法

ブログサイトを構築しようと思ったとき、どのような方法を選ぶでしょうか。有料・無料のブログサービスを利用する、VPSを借りてWord PressのようなCMSを構築するなど、さまざまな方法があると思いますが、もし、専用の仮想サーバーでWord Pressサイトを1年間(ほぼ)無料で使えるとしたら、とても美味しい話だと思いませんか?

アマゾンAWSサービスを使えば、そんな夢のような環境が一瞬で構築できてしまいます。

何故1年間無料で使えるのか

どう言う理由で1年間無料で使えるのかというと、AmazonEC2の無料クーポン枠と利用して、WPサーバを立てると言うことになります。通常、Word Pressを構築するためには、PHP、Apache、MySQLの環境を準備してWord Pressをインストールすることになるのですが、AWSならワンタッチでWord Pressの準備をしてくれるサービスが有るのです。(これについては後ほど説明します)

では、無料クーポンで何ができるのでしょうか。

AmazonEC2

AmazonEC2 はAmazonの仮想サーバです。EC2がカバーするのはサーバのCPUとメモリに関する部分で、分かり易く言うと、WindowsもしくはLinuxのt2.microサーバ(1CPU、メモリ1GB)を1ヶ月あたり750時間分無料で利用することのできる権利と言うことになります。

これより大きなサーバにスケールすると有料になりますが、この枠内で収まる間については、無料で1年間利用し続ける事が可能です。

AmazonS3

AmazonEC2に接続して使用することのできるストレージです。5GBの容量、20,000件のデータ送信依頼と、2,000件のデータ受信依頼に対応しています。
ブログサイトの構築を考えると、いきなり5GBを1年でオーバーすることは考えにくくリクエストも1月あたり20,000件のPVをとるのも大変でしょうからまずは無料の枠内で問題なさそうです。

AmazonRDS

こちらは、EC2で利用できるリレーショナルデータベースのサービスです。こちらも1ヶ月あたり、750時間の稼働、20GBのデータベース容量とそのバックアップ、1千万 I/Oまで対応することが可能です。
Word Pressに利用する分には問題ないでしょう。

無料枠で使えるその他のサービス

その他に無料の枠内で利用できるサービスは本当にたくさんあり、ここで紹介しきれないほどです。少しだけご紹介すると、

・ElasticLoadBalaning 2台以上のEC2に対してロードバランシングを行うサービス
・AmazonCloudWatch  AWSのシステムの運用監視サービス
・AmazonSES     クラウドメールサービス

などなど、様々なサービスを無料で利用できるので、無料枠を使って色々と試してみるのも楽しそうです。

いよいよWord Pressのインストールへ

Word Pressのインストールは、AmazonMarketPlaceから網元を購入するのが一番早い方法です。AMIMOTOを使えば、ターミナルでコマンドを一行も打つことなくWord Pressを立ち上げることが可能です。
こちらのサイトに手順が書いてあるのでその通りにすれば、あっという間にサービスを開始することができます。

awsmarketplace AMIMOTO

awsmarketplace AMIMOTO

完全に無料でない理由

AWSと網元を使って、Word Pressのブログサイトを1年間(ほぼ)無料でと書きましたが、「ほぼ」の理由を説明しますと、サイトを公開するために利用するRoute53というDNSサーバの利用料と、網元(1時間あたり$0.005)のソフトウェア利用料がかかってしまいます。
とはいえ、網元のパフォーマンスはかなりよく、遅いと言われているWord Pressを快適に利用することが可能です。

Word Pressでブログサイトの立ち上げを検討されている方は、AWS+網元で1年間お得にサイト運営してみてはいかがでしょうか。

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