転職成功者が必ずやっているその準備とは? 【後編】転職活動前のスケジューリングと必要な資金について
転職活動の準備段階で、転職先の方向性をしっかりと決めた後は、退職をスムーズに行なうためのスケジューリングも必要です。
転職先に心地よく迎えてもらうためには、「飛ぶ鳥跡を濁さず」の格言通りに、責任を果たしてスムーズに退職することも重要です。
そして、そのスケジューリングを思う存分こなすためには、そのための資金も重要です。
この記事では、スムーズな転職のスケジューリングを明確化する重要性と必要な資金について解説します。
1.転職準備段階でスケジューリングを明確化
(1)一般的な転職スケジュールは?
一般的な転職活動は3ヶ月程度で、長くても半年と考えましょう。
この場合は、1~2ヶ月が転職準備期間、転職活動の実践(書類選考から内定まで)が2~3ヶ月、退職準備に1~2ヶ月が一般的です。
このスケジューリングをはっきり決めておかないと、会社を辞める準備ができずに、ズルズルになって、会社での業務の進行で退職のタイミングを逃す可能性もあります。
そのような状態に陥ったタイミングで、内定を勝ち取って、転職のために強引に会社を退職してしまう結果はお勧めできません。
どうしてかというと、離職票や雇用保険・健康保険の手続きに支障をきたす結果を招き、転職先にマイナスのイメージを手土産に入社してしまうようなものだからです。
(2)転職スケジュールが狂ってしまったときは?
また、転職先がなかなか決まらずに長引く場合は、転職準備が不十分だったことが理由だと考えて、準備段階から見直す必要もあります。
決まらないからといって、結果を焦って目先の条件で妥協するくらいなら、今の会社に留まった方が無難です。焦らずじっくり転職と向き合いましょう。
この際に、本当に転職すべきかどうかも、もう一度検討してみましょう。
転職活動の現実を実感して、今の会社で頑張る道を選ぶ気分になっていることもあります。
2.転職準備中に転職活動用資金を用意する
転職活動で忘れがちなのが、資金作りです。
(1)転職活動に必要な資金とは?
この資金作りが十分でないと、思う存分転職活動に没頭することはできません。
しかし、実際のところ、転職活動に利用した資金は、貯金を切り崩した人がほとんどです。
転職活動を退職してから行なうと、倒産や解雇でない限り失業保険の失業給付は3ヶ月の猶予期間がありますので、その間は無収入となります。
ですから、転職活動の予定期間の生活費と、転職活動の交通費や宿泊代、その他諸費用が必要となります。
転職活動に付随する交通費や宿泊費等だけでもけっこう費用がかさみますので、できるだけ在職中に転職の内定を勝ち取ってから退職するのがお勧めです。
また、遠方まで転職活動範囲を広げた場合は、内定の暁には、引っ越す覚悟が必要となります。
中途採用で引っ越しを伴ったときは、引っ越し費用を準備してくれる企業もありますが、自腹で引っ越しをしなければならないケースも多いので、念のための引っ越し費用も用意しておく必要もあります。
(2)転職活動に必要な資金はいくら必要?
転職準備中に転職の資金を用意するには、転職にかかる費用の概算を知る必要があります。
ちなみにリクナビネクストの調査によると、転職活動にかかった費用の平均値は、以下の通りです。
(このアンケートでは、転職活動期間は1~3ヶ月のひとが多かったようです。)
・在職中に転職活動を行なった人の平均:36万9503円
・退職後に転職活動を行なった人の平均:71万3920円
リクナビネクストの調査での転職活動費には、生活費・家賃・交際費・交通費・服飾費・書
籍やインターネットの費用・履歴書等の郵送費が含まれています。
(※【参考】:転職成功のための資金計画|リクナビNEXT 2018/8/8 UPDATA)
転職にかかる費用は、人によってそれぞれですが、在職中にある程度転職活動を終えておいた方が良いようですね。
前編と後編を通していえることは、転職前の準備とは、あなたの今までの人生を振り返り、あなたの将来のために勇気を持って進路変更をする決意表明のようなものです。
あなたの転職活動の一つ一つが、あなたの人生を決める選択なのです。
あなたが、自分を見つめ、転職活動前の準備をしっかりやったなら、内定を勝ち取ったとしても、転職を諦めて今の会社に残ったとしても、あなたの人生をステップアップするために欠かせない経験になること間違い無しです。
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