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Workplace by FacebookとFacebookはここが違う

2016年にリリースされたWorkplace by Facebookは、Facebookが作った社内向けSNSです。しかし、社内向けといわれてもいったいFacebookとはどのような違いがあるのでしょうか。今回は、Workplace by Facebookの特徴をFacebookと対比していくことでより具体的に見ていきます。

 

 

Workplace by FacebookとFacebookの機能の違い

 

まず、Workplace by FacebookとFacebookの機能の違いを見ていくことにしましょう。機能の違いを確認していくことによって、Workplace by Facebookが何を目的としているのか、業務の何を改善していこうとしているのか見えてきます。

 

友達の概念がない

 

Workplace by FacebookとFacebookの最大の違いは友達という概念がないということでしょう。基本的に業務用であるため、どんどんメールアドレスを登録していくことで利用可能になっていきます。また、他社の人たちも登録可能であるため、多くの会社や団体が関わるようなプロジェクトでも力を発揮できるでしょう。友達という概念ではなく、どこからどこまでを登録するかという考え方といえます。

 

グループ化が簡単

 

仕事をしていると、部署全体からプロジェクト単位、あるいはブレストやりたい人たちなどといった具合に、目的によって必要な人が変わっていくことがあります。Workplace by Facebookでは、登録した人であれば簡単にグループ化できます。また、公開・非公開・秘密という3つのグループを作ることが出来ますが、非公開というのはグループの存在はわかっても投稿内容は既存のメンバーが承認しなければ見られない設定。これは、社内のワーキンググループや勉強会といった仕組みにも活用できそうです。

 

セキュリティが高い

 

企業で使うということになれば、当然セキュリティ面はしっかりとチェックしておきたいもの。一般的なSNSでは機能面重視でしたが、Workplace by Facebookではどうなのでしょうか。保守的な業界や政府機関でも使えるようにと、かなりテストを繰り返した結果、世界的に有名なセキュリティの取得マークをほとんど取得しています。運用に慎重な人でもこれなら安心して活用できるのではないでしょうか。

 

チャット機能とアンケート機能

 

Workplace by Facebookでは、Facebookにあったようなチャット機能を使えますが、それ以上に重要なのがアンケート機能ではないでしょうか。社内のグループチャットで細かい点のヒアリングや改善点の洗い出しなどを行っていくときに非常に便利です。アンケートはかなり詳しく設定することが出来るうえに、業務における質問となるため、回答者もかなり詳しく回答してくるはず。こうした機能をうまく活用していることによってPDCAの回転も速くなることは間違いありません。

 

 

有償版と無償版の違い

 

Workplace by Facebookでは、無償のStandard版と有償のPremium版があります。Premium版は管理者による統制・サードパーティとの連携サービス・ほかの会社のアプリケーションとの互換性など、かなり使い的な機能を備えています。今まで紹介してきた機能についてはStandard版でも十分に使える機能であり、一般的な中小企業ではStandard版でほとんど用が足りるといってもいいでしょう。しかし、Premium版の管理者権限やほかの会社のアプリケーションとの互換性などは、会社が大きくなればなるほど、そして関係してくる人間の数が増えれば増えるほど必要となってくる機能ではないでしょうか。また、今使っているアプリケーションをそのまま使っても、Workplace by Facebookとしっかりと連携してくれるというのは、導入に際しての心理的なコストは大幅に下げてくれるため、様々な面で提案しやすいという点も見逃せないメリットです。Premium版のコストは、人数にかかわらず、アクティブユーザー1人当たり月3ドル。管理しなければならない人間が増えれば増えるほど料金も上がっていく仕組みになっています。こうした数字を見せられると、今まで無料でやってきたのだからと思う人も多いのですが、この金額以上に業務を効率化できるのであれば、十分にペイできる投資といえるのではないでしょうか。

Workplace by Facebookの特徴についてみてきました。Workplace by FacebookはインターフェースがFacebookにかなり近いため、Facebookに慣れた世代にとっては抵抗なく利用できるでしょう。Workplace by Facebookでは、Standard版でもヘルプセンターや画面構造についてすべて日本語で対応してくれます。こうした細かいところもポイントが高いのではないでしょうか。しかし、会社内SNSは導入すれば絶対に業務効率を改善できるわけではありません。目的を持ち、しっかり業務のどこを改善するかを決めなければ効果は上がらないでしょう。ぜひ、業務内で気になっている部分を効率化するために、Workplace by Facebookを活用してみてください。

 

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