Pokémon Go(ポケモンGO)がApple Watchサポート終了。代わりは?
ポケモン、任天堂、Nianticが共同開発した人気スマートフォンゲーム「Pokémon Go(ポケモンGO)」は、2019年6月末をもって「Apple Watch」のサポートを終了しました。
「Pokémon Go」による「Apple Watch」のサポートは、2016年12月より開始されました。
しかし、2018年11月に新しい機能「いつでも冒険モード」を搭載したことで、「Apple Watch」を利用しなくても移動距離の記録が可能になったため、サポートの終了が決定しました。
この記事では「Apple Watch」でできていたこと、「いつでも冒険モード」機能の解説、「いつでも冒険モード」ではできないことをできるようにする方法を紹介します。
この記事を読むと以下の3つのことがわかります。
・Apple Watchでできていたこと
・「いつでも冒険モード」は「Apple Watch」の代わりになる? ならない?
・「Pokémon GO Plus」/「モンスターボール Plus」の使い方
Pokémon Goとは
ポケモンの世界をスマートフォンのゲームとして楽しむことができるPokémon Go。
スマートフォンの特性を活用し、位置情報を取得して利用することで、現実世界をPokémon Goの舞台にして、ゲームをプレイすることができるのです。
現実世界で歩行することで、ゲーム上のキャラクターも移動して、プレイすることになります。街中を歩くことでポケモンに遭遇してゲットしたり、対戦してバトルを楽しむことを目的としているゲームです。
ARモード機能を使えば、現実世界にポケモンを表示させることも可能になります。現実世界の風景に表示されているポケモン達をTwitterやInstagramなどのSNSで投稿できるため、ポケモンをよく知らない人でも気軽に楽しめるように設計されているのです。
最近では、iOS11以上にアップデートをしているiPhone6S以降の端末に限定された機能ではあるものの、AR+機能を利用することで、よりリアリティがあるARモードを楽しむことができるようになりました。
ポケモンに近づけるようになっただけでなく、後ろに回り込んだり、見下ろしたりできるようになるなど、さまざまな楽しみ方ができるように工夫されています。
Pokémon Goで楽しめること
Pokémon Goでは、ポケモンを捕まえて育てたり、ポケモンのタマゴを孵化させたり、ゲットしたポケモンを他のトレーナーと交換したりすることができます。ジムバトルやレイドバトル、トレーナーバトルといったさまざまなバトル機能を搭載しています。
ジムバトルで勝つことができれば、そのジムを占領することができます。最近では伝説のポケモンをゲットすることができるイベントも開催されており、登場するポケモンの種類も大幅に増加しているのが特徴です。
ここまで紹介してきた人気ゲームであるPokémon Goは、スマートフォンでも十分楽しめましたが、Apple Watchを活用することでさらに快適な環境でプレイすることが可能でした。そんなApple Watchは、Pokémon Goでのサポートが終了になるため、代わりの機能について知る必要があるはずです。
その新機能こそが冒頭で紹介した、Pokémon Goユーザーが新たに出会う、いつでも冒険モードという機能です。
ここからは、Apple Watchの代わりの機能として搭載された、いつでも冒険モードという新機能について理解を深めてみましょう。
「Apple Watch」でできていたこと
「Apple Watch」でできていたことは、以下のとおりです。
- トレーナーレベルやタマゴ孵化までの距離などの確認
- ポケストップをスワイプで回してアイテムを回収する
- 近くにいるポケモンの確認
- タマゴの孵化
- 相棒ポケモンのふしぎなアメの獲得
- 野生のポケモンの発見
- 歩いた距離・時間・カロリー・歩数の確認
じつは、「Apple Watch」だけではポケモンをゲットすることはできません。
捕まえたいポケモンを発見した場合は、「iPhone」からアプリを起動してゲットする必要がありました。
今回、「Apple Watch」のサポートは終了しましたが、ポケモンをゲットするために「iPhone」を使うところは変わっていないのです。
「いつでも冒険モード」は「Apple Watch」の代わりになる? ならない?
「Pokémon Go」を運営するNianticは「Apple Watch」のサポートを終了する理由について、「いつでも冒険モード」の搭載を理由に挙げています。
なぜ今回の変更をおこなったのですか?
いつでも冒険モードを 1 つの端末で楽しんでいただけるよう設計されています。いつでも冒険モードでは、複数の端末ではなく、 1 つの端末で移動距離を記録し、相棒ポケモンのアメを獲得したり、タマゴを孵化させることができます。
どのように距離の記録を続けることができますか?
いつでも冒険モードでは、Apple Watch などのデバイスをが不要でご利用端末のフィットネスアプリと同期させることで距離の記録が可能となります。
それでは、「いつでも冒険モード」は、「Apple Watch」の代わりになるのでしょうか?
「いつでも冒険モード」は「iPhone」のヘルスケア、「Android」のGoogle Fitと連携することで、アプリを起動しなくても歩いた距離を計測できる機能です。
つまりタマゴの孵化や、歩いた距離の計測を「Apple Watch」がなくてもできるようになります。
けれども「いつでも冒険モード」だけではポケストップを回してアイテムを回収したり、近くにいるポケモンを確認したり、野生のポケモンの発見したりすることはできません。
「Apple Watch」と同じ機能を利用するためには、「Pokémon GO Plus」や「モンスターボール Plus」が必要です。
「Pokémon GO Plus」/「モンスターボール Plus」の使い方
「Pokémon GO Plus」
「Pokémon GO Plus」は、2016年9月に発売された腕時計型の端末です。
「iPhone」や「Android」とBluetoothで接続することで、スマートフォンがスリープ状態のときや、「Pokémon Go」がバックグラウンドになっている状態でもゲームを遊ぶことができます。
「Pokémon GO Plus」にはポケモンやポケストップを発見した通知が届くため、通知が届いたときにボタンを押すだけでポケモンのゲットや、ポケストップからアイテムを回収することができます。
ただし、ポケモンのゲットにはモンスターボールのみを使い、スーパーボールやハイパーボールを使いません。そのためポケモンをゲットできる確率はあまり高くありません。
「モンスターボール Plus」
もうひとつの「モンスターボール Plus」は、2018年11月に発売されたモンスターボール型のコントローラーです。
「モンスターボール Plus」の機能は「Pokémon GO Plus」とほぼ同じです。これにくわえて、独自機能としてニンテンドースイッチ用ゲームソフト「ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ/Let’s Go! イーブイ」からポケモンを連れていくことができます。
ポケモンを連れた状態で持ち歩くと、近くにあるポケストップからそのポケモンが自動的にアイテムを回収してくれます。
このため「モンスターボール Plus」を持っているときは、野生のポケモンをゲットするときだけボタンを押せば良くなるため便利です。
まとめ
「Apple Watch」のサポートが終了したことで、アプリを起動せずにポケモンの発見やアイテムを回収することができなくなりました。
これまでと同じようにプレイするには、「Pokémon GO Plus」か「モンスターボール Plus」が必要です。
「Pokémon Go」をいっぱい楽しみたい方は、どちらかの端末の購入をおすすめします。
参考URL
2021年3月11日加筆
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