iOS 9で搭載されたメモアプリの新機能まとめ
iPhoneの「メモ」アプリが、iOS 9で大幅に機能向上していることに気がついてましたか?
iOS 8まではただ単にちょっとメモが書ける程度、iCloudによる複数端末での同期ができる程度のシンプルなアプリでしたが、iOS 9へのバージョンアップで、
- チェックリスト
- フォーマット
- 画像の挿入
- 手書き
- 他のアプリからの情報転送
といった機能向上が行われていたのです。
また、まだ正式にはリリースされていませんが、iOS 9.3からはパスワードによるメモの保護、メモの並び替えが可能になるようです(参考:iOS 9.3 Preview)。
本記事では「メモ」アプリの新機能をまとめてみます。このまとめを読んで、一歩進んだメモアプリの活用をしてみましょう。
機能の呼び出し方
次節以降で紹介する機能のほとんどはアイコンメニューから実行します。
アイコンメニューを使うにはキーボードの上に表示される「+」ボタンをタップします。
チェックリスト
「チェックリスト」はふつうの箇条書きと似ていますが、項目にチェックを入れたり外したりできる点で異なります。たとえば買い物リストや準備物のリスト、TODOリストを作成するときに有用でしょう。
チェックリストを作成するには、アイコンメニューから一番左のチェックマークアイコンをタップします。
入力したチェックリストは、項目左の丸をタップすることで、チェックの付け外しができます。
フォーマット
「フォーマット」は入力されたテキストに対して、ここはタイトル、ここは見出し、などのようにフォーマットを指定できます。
指定できるフォーマットは、
- タイトル
- 見出し
- 本文(これがデフォルトです)
- 箇条書きリスト
- 点線付きリスト
- 番号付きリスト
の6種です。
テキストのフォーマットを指定するには、アイコンメニューの左から2番めの「Aa」アイコンをタップします。
画像の挿入
その場で撮影した写真や保存済みの画像を挿入できます。画像を挿入するにはアイコンメニューからカメラアイコンをタップします。
手書き
既存の写真/画像だけではなく、手書きした内容を画像としてメモに挿入することも可能です。
手書き画像を挿入するには、アイコンメニューから一番右のアイコンをタップします。そうすると手書き画面に移行するので、ペン先や色を選択し、画面をタッチして手書き画像を作成できます。画面上部の「完了」をタップで作成した画像をメモに挿入します。
他のアプリからの情報転送
アプリによっては、メモアプリへ情報を転送して貼り付けることができます。たとえば、Safariで表示中のウェブページをメモに転送したり、マップで調べた地点を転送したりできます。
他のアプリから情報を転送するには「共有」ボタンを用います。アプリに「共有」ボタンや「共有」メニューがある場合、そこから「メモ」を指定することで、情報を転送します。
パスワードロック/メモの並び替え(iOS 9.3)
iOS 9.3からはメモにパスワードを掛けてロックできるようになるそうです。Touch ID(指紋認証)によるロック解除にも対応しているようなので、自分にはかんたんに閲覧/編集可能な秘密のメモを作成できるようになります。
また、現在のメモは更新順にしか並びませんが、作成順やタイトル順に並び替えを変更できるようになるそうです。
iOS 9.3は現在パブリックベータが発表された段階で、正式リリースはまだもう少し先になります。
まとめ
本記事ではiOS 9から搭載されたメモアプリの新機能として、チェックリスト、フォーマット、画像の挿入、手書き、他のアプリからの情報転送、そしてiOS 9.3で搭載予定のパスワードロックとメモの並び替えを紹介しました。
メモアプリはiOSに標準搭載されており、安定した利用が期待できます。ここで紹介した新機能を駆使して、メモアプリを活用してみましょう。