1. TOP
  2. ブログ
  3. 話題のIOT、セキュリティやいかに

話題のIOT、セキュリティやいかに

近年IoT機器が多く販売され、実際にIoT機器を活用して生活をしている人々も少なくありません。見守りカメラや、スマートロックなどを始めとするIoT機器は、便利なものばかりです。しかし、IoT機器もPCやスマートフォンと同様にウィルスに感染することやハッキングの被害を受ける危険性があります。もし、あなたの家のIoT機器がウィルスに感染したらと考えるとぞっとしますよね。そこで今回はIoT機器のセキュリティーにおける現状と簡単にできるセキュリティー対策を紹介したいと思います。

IoTのセキュリティーは穴だらけ!

IoT機器はPCに比べてセキュリティーが甘くなることが多くあります。脆弱性があり、あまり使われなくなったtelnetが使える状態で出荷されていることや初期設定のパスワードのままで長期間利用されているといったセキュリティー上問題のある状態のIoT機器も多くあるといわれています。
IoT機器のセキュリティーの甘さには幾つかの原因が考えられます。一つはIoTがウィルス感染するという知識が広まっていないことです。もう一つがIoT機器は画面を直接接続しないので、ウィルスに感染していることに気が付きにくいことです。
更に、IoT機器はメモリーが少ないなどの問題からPCのようにウィルス対策ソフトを作ることが難しい状態にあることも原因の一つといえます。
これらの理由から、IoTのセキュリティー対策はなかなか進まない現状があります。

IoT機器がハッキングされる危険性

皆さんはMiraiというウィルスを知っていますか?このウィルスはIoTを主な感染対象としたコンピューターウィルスです。このウィルスは、感染したIoT機器の情報を抜き取るわけではありません。ウィルスに感染した機器が攻撃者の任意のタイミングで同時に指定された機器にDDos攻撃を行います。DDos攻撃を受けたサーバーは一時的に運営が不可能になり長時間のサービス停止などの深刻な被害をうける時もあります。

実際にあったIoT機器によるサイバー攻撃

2016年10月、アメリカのAmazonなどの多くの有名サイトが使っているDNSサーバーに大規模なDDos攻撃が行われました。これにより、幾つかのサイトで6時間ほど機能が停止するという事態となりました。このDDos攻撃に使われた端末の多くがMiraiというウィルスに感染した大量のIoT機器による攻撃だったと発表されています。このウィルスの出現により今までのDDos攻撃と比べ物にならないほど強力な攻撃が可能になりました。なぜならば、IoT機器は端末の数も多くセキュリティーの脆弱性も高いことから簡単に大量に感染させることが可能だからです。

簡単にできるIoT機器のセキュリティー対策

Miraiなどの一部の凶悪なマルウェアはパスワードが初期設定のままという脆弱性をついてマルウェアを完成させます。IoT用のウィルス対策ソフトがない現在、予測がしづらいパスワードを利用する、できるだけ使わない機能はオフにするなどの対策方法を講じることが可能です。特にMiraiというマルウェアはtelnetというプロトコルを使って感染を広げるためtelnetは使わない、もしくは使える範囲を制限するという対策が重要となってきます。

 

いかがでしたでしょうか?IoT機器には便利で安心を与えるものが多い反面、新しい技術ということもありセキュリティー対策が疎かになりがちです。早急なIoTのセキュリティー対策が求められています。実際IoTを悪用することで今までにない大規模なサイバー犯罪が起こっているのです。
その便利さで人々の生活にさらなる豊かさを与えてくれるIoT機器ですが、何らかのセキュリティー対策が必須であることは明らかです。自分でできる範囲でセキュリティを強化しながら、ウイルス対策ソフトの発表を待ちたいものですね。

 

 

 

 

 

株式会社キャパでは、アプリの企画・開発についてご相談を承っています。

アプリを作りたいので、具体的な提案が欲しい。頭の中にあるアイデアを本当に実現できるのか知りたい。予算内に収まるのか?
などのお客様のご相談に、親身に応じます。
アプリ開発:実績のご紹介

    カテゴリ一覧

    PAGE TOP